ももクロ「お弁当は持って帰ります」現場 謙虚さが強み

NEWSポストセブン / 2020年3月19日 16時0分

多忙ゆえに食べられなかったお弁当を大事に持って帰る

「いま、会えるアイドル」のキャッチフレーズで2008年に結成した『ももいろクローバーZ』は、いまだに庶民派だ。2月のある日、メンバー4人が現れたのは、音楽番組の終了後に移動車に乗り込む駐車場。全員が手にしていたのは、現場で出されたお弁当だった。

 ある番組スタッフは、「出されたお弁当を食べる時間がなかったので、お持ち帰りしていたそうですよ。用意された弁当に見向きもしないアーティストもたくさんいる中、律儀な子たちですよね」と笑顔で語った。彼女たちはトップアイドルにもかかわらず、仕事の現場では驕るような姿勢を見せることなく謙虚に明るくスタッフと接することから、すこぶる評判がいい。

 今年で結成12年目、メジャーデビューからは10周年。あるアイドル評論家が言う。

「五輪イヤーである今年、彼女たちは聖火ランナーに選ばれています。リーダーの百田夏菜子(25才)は地元・静岡県の選定で、高城れに(26才)と玉井詩織(24才)、佐々木彩夏(23才)は神奈川県の選定。これは息の長い活躍を評価された証しです」

 4月18~19日には、彼女たちにとって思い入れの深いライブが計画している。東日本大震災の原発事故で被害を受けた福島県の楢葉町、広野町、浪江町との合同で、Jヴィレッジでのライブ『ももクロ春の一大事2020~笑顔のチカラつなげるオモイ~』を開催予定なのだ。『春の一大事』は地方自治体とコラボし“町おこし”を目指すライブとして彼女たちのライフワークになっている。今年は被災地復興への思いが詰まったイベントになる予定だが、新型コロナウイルスの影響で開催の行方が注視されている。

「社会貢献も欠かさず、素朴な素顔も相まって、これだけ良いイメージを長続きさせてきたアイドルグループは稀有です」(前出のアイドル評論家)

 ある音楽関係者は「ももクロは2014年に旧・国立競技場で女性グループ初の単独コンサートを実現しています。彼女たちのひそかな夢は、いつか新しい国立競技場で再び単独ライブをやることなのです」と話す。新国立競技場のコンサート収容人数は、国内最大級の約8万人といわれる。壮大な夢を胸に秘めつつ、お弁当を手に、謙虚な彼女たちはこれからも歩み続ける。

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