安倍昭恵氏の花見問題、総理でも完全に制御不能状態か

NEWSポストセブン / 2020年3月30日 7時5分

満面の笑みで桜の下に立つ昭恵夫人

 森友学園問題への対応を巡って近畿財務局職員が自ら命を絶った理由は、公文書から「安倍昭恵」の名前を消す改竄を強いられたことだった。職員の遺書が公になり、改めて疑惑の渦中にある昭恵夫人が、よりにもよって芸能人らと“桜を見る会”を楽しんでいた──。

 国会では、野党が昭恵夫人の証人喚問を求めていた3月下旬、都内某所、ライトアップされた七分咲きの桜をバックに13人の男女が笑顔で肩を寄せ合い、1枚の写真に収まっている。中心にいるのは、昭恵夫人だった。

 別掲写真は参加者のひとりが撮影したもののようだ。写真を見た参加者の知人はこう話す。

「この日の参加者は、昭恵さんを囲んで以前から集まっていた人たちが中心だそうです。写真で昭恵夫人の隣にいるのは人気モデルの藤井リナさん。2014年にYouTubeで昭恵さんと対談するなど、もともと交流があったようです。前列にはジャニーズのアイドルグループ・NEWSの手越祐也さんの姿があり、他にも芸能関係者がいる華やかな面々です。ただ、よりによってこんな時に昭恵さんが花見の席ではしゃいでいるなんて、いくらなんでも非常識でしょう」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、安倍首相は大規模イベントの自粛を要請。小池百合子・都知事をはじめ全国各地の自治体で「花見の自粛」が呼びかけられている状況だ。一般の国民が自粛を受け入れるなか、総理夫人だけは友人たちと花見でドンチャン騒ぎし、“濃厚接触状態”で写真に収まる──何ともシュールな光景だ。

 しかも、昨年から国会で追及されてきたのが、安倍首相主催の「桜を見る会」の私物化だ。地元支援者らへの税金を使った“接待”の場となっている疑惑などが問題視されてきた。今年4月の会は中止されたが、一連の追及を通じて、「昭恵夫人の招待枠」の存在も明らかになっている。「毎年恒例の総理主催の会がない代わりに、私的に“桜を見る会”をやっているということなのか」(前出・参加者の知人)と思われても仕方ないだろう。

 参加したタレントらに確認すると、藤井リナの所属事務所は「プライベートは本人に任せています」とし、官邸は「こちらでは、そういったことは把握しておりません」(内閣官房総務官室)とするのみ。昭恵夫人の携帯電話も、留守番電話につながるばかりだった。

【※注/27日の参院予算委員会での当件に関する質問に安倍首相は「レストランで知人と会合を持った際に桜を背景に撮影を行った。東京都が自粛を求めている公園での花見のような宴会を行っていた事実はない」と答えている】

 森友学園問題では、同学園が新設する小学校の名誉校長に昭恵夫人が就任していたことが問題の焦点のひとつとなった。公文書から昭恵夫人の名前を消すなどの改竄を強いられた職員の遺書が公になった今もなお、昭恵夫人のフェイスブックには学園理事長だった籠池泰典氏、諄子夫人との写真がアップされたままだ。「完全に総理のコントロールが及ばなくなっている」(官邸筋)ようだ。

 いくら閣議決定で「私人」と認められようと、国民が納得できる光景であるはずがない。

※週刊ポスト2020年4月10日号

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