10年で「早慶上理MARCH」の合格者数を爆発的に増やした高校

NEWSポストセブン / 2020年3月31日 7時5分

志願者数は減ったが難易度は不変の「私大の雄」早稲田大学

 今年の大学入試で合格実績を伸ばした高校はどこなのか──。10年前と比べて早慶上理(早稲田大、慶應義塾大、上智大、東京理科大)、MARCH(明治大、青山学院大、立教大、中央大、法政大)の合計合格者数が増えた学校を見てみよう。

 トップは東京の男子校の「東京都市大付」。10年前の133人から531人と398人増えた。約4倍も伸びていることになる。合格者の内訳を見ると、早稲田大が10年前の20人から68人に48人増。同じく慶應義塾大が5→41(+36)人、明治大が25→131(+106)人、東京理科大は17→70(+53)人と大きく伸びている。

 同校は2009年に併設の武蔵工業大の校名変更に伴い現校名になり、2010年に高校募集を停止して完全中高一貫校となった。早くから中学入試で午後入試を実施し人気を集めている。2013年には最難関国公立大を目指すII類の募集を開始し、今年の卒業生はその二期生に当たる。昨年も伸びたが、今年はさらに実績が伸びた。東大合格者も昨年の2人から5人に増えている。

 2位は「広尾学園(東京)」だ。10年前の合格者はわずか8人だったことを考えると、飛躍的に合格実績を伸ばしている。内訳を見ると、早稲田大1→39(+38)人、慶應義塾大0→27(+27)人、上智大0→40(+40)人、東京理科大1→32(+31)人などだ。早慶上理で上智大の合格者が一番多いのも特徴だ。

 広尾学園は元は順心女子学園で、2007年に共学化して現校名に変更した。インターナショナルコースを設置し、医進・サイエンスコースを2011年に高校に、2015年に中学に設置した。中高ともこの2コースに本科を加えた3コース制だ。

 英語教育、サイエンス教育、ICTを活用した授業で実績を大きく伸ばしてきた。今年も東大に3人合格している。海外大に強いのも特徴で、昨年は74人が合格し、東大、京大に合格者を送り出している学校の中ではトップの合格者数だった。グローバル教育に力を入れている証拠だろう。

 3位は高校だけの私立の「朋優学院(東京)」。67人から373人に306人増えた。増えている主な大学を見ると、法政大13→83(+70)人、中央大9→53(+44)人、明治大14→59(+45)人、早稲田大2→41(+39)人など。

 元は女子校の中延学園だったが、2001年に共学化して現校名に変更。2010年に国公立コースを設置して進学高への改革を図り、2016年に調理、美術、デザインの3コースを廃止した。人気も高く実績も伸びている。

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