高知東生の壮絶半生 “父”は「有名な任侠」実母は愛人で自殺

NEWSポストセブン / 2020年4月9日 11時5分

壮絶な生い立ちを明かす高知東生(撮影/浅野剛)

 あの日から5年。不倫相手との密会だけでなく、同時にドラッグでも逮捕されるという“二重の罪”で、世間から姿を消した高知東生(たかち・のぼる55才)。当時は、華やかな人生が急転したかのように報じられたが、彼に言わせれば「因果応報」。これまでひた隠しにしてきた「壮絶なルーツ」を語り尽くす──。

「生き直したい」。高知東生は現在の心境をこう口にした。

 2016年6月、高知は愛人とホテルにいるところを、覚せい剤取締法違反と大麻取締法違反の容疑で逮捕された。懲役2年、執行猶予4年。今年9月には、その執行猶予が明ける。

 新たな人生を歩むにあたり、自ら犯した過ちと向き合う日々。「言い訳にするつもりはない」と前置きした上で、「生い立ちが、薬物に溺れた要因の1つ」と振り返る。

 これまで高知は、自身の生い立ちを隠し続けていた。いや、隠さなければならなかった。自ら明かしたその過去は、壮絶だった──。

 高知は高知県高知市で幼少期を送っている。物心ついた頃から両親はおらず、祖母に育てられた。

「祖母と叔父夫婦の家で暮らしていたのですが、家族の輪に入れてもらえなくて、誕生日ケーキや豪華な食事はおれだけ食べさせてもらえないこともあった。子供心ながらに、つらかったですね。祖母からは“あんたは犬と一緒に箱に入れられて、鏡川(高知市内を流れる川)に捨てられていた”と聞かされていました」(高知、以下「」内同)

 だが小学4年生のとき、突然祖母から、「あんたにとって大切なおばさんを紹介する」と切り出された。

「あの日の光景は独特で、忘れもしません。祖母に連れられて家の外に出ると、真っ黒な車が数台並んでいた。車からスーツを着込んだ男性数人が出て来て、後部座席のドアに日傘をサッとかかげたんです。降りてきたのは、和服姿の女性でした」

 この“おばさん”は、たびたび会いに来ては、野球のグローブやスパイクなど、高知が欲しがるものを気前よく買い与えた。ほどなくして、彼女が母だと祖母から知らされ、2人で一緒に暮らすことになったという。

「自分にもお母さんがいた。その事実が純粋にうれしかった。でも、一緒に暮らしてみたら、母は毎晩酔っぱらって帰ってくるような人で。テーブルにお金だけ置いて、2~3日帰ってこない。いつの間にか、母のことは嫌いになっていた。“お父さんよ”と紹介された男性がいるのですが、その人もたまに家に来るかどうか。毎日、毎日、おれはひとりぼっちでした」

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