無印やユニクロも参入で「マスクバブル」は完全に終焉迎える

NEWSポストセブン / 2020年6月3日 7時5分

 アパレル業界でいえば、青山商事やAOKIといった紳士服ブランドも機能性マスクを発売しています。青山商事は細菌の増殖を抑制する鉄イオンを配合したハイブリッド触媒「ティオティオ(TioTio)プレミアム加工」を施した生地による布マスク。AOKIは外層に撥水加工、中・内層に抗菌加工を施した素材を使用した3層構造のマスクを生産しています。

 さらに無印良品も綿製マスクを6月上旬から順次発売すると発表しており、2枚組で999円(税込み)という価格です。

 そして、いまや国民ブランドと言っても過言ではないユニクロまでマスク供給を正式に発表しました。速乾性・通気性に優れた機能性商品「エアリズム」を利用したマスクを製造し、今夏より販売する計画です。

 確かに高気温になる夏場は、マスクをしていると息苦しく熱中症の心配も高まります。「通気性に優れるマスク」はウイルス予防の観点からいうと、効果がどれだけあるのか疑問な部分はありますが、夏向けマスクはネットではすでに期待が高まっており、かなりの売れ行きとなりそうな気がします。スポーツメーカーのミズノが開発した水着素材を使った「マウスカバー」もネット抽選のアクセスが殺到し、受付が停止してしまったほどです。

“ユニクロマスク”の価格はまだ具体的になっていませんが、大手の低価格ブランドがこぞってマスクを発売し始めたことで、布製マスクが再び品薄になって、今以上の高値で売られる心配はなくなったといえます。そして、マスクバブルは完全に終焉を迎えることになるでしょう。

 これからは、社会貢献目的や採算度外視での提供を重視しているブランド以外、つまり、ある程度の収益性を求めていたブランドはマスク商戦から撤退するほうが賢明だといえます。さらなるマスクの値崩れは目前まで迫っていますし、色や柄にこだわらない人であれば、1箱1000円前後まで値下がりしている不織布マスクで十分でしょうから。

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