9月総選挙の注目ブロック 東京はれいわ旋風、東海は乱戦

NEWSポストセブン / 2020年6月23日 7時5分

解散風が吹いてきた(時事通信フォト)

 緊急事態宣言が全面解除された後の6月1日と10日の2回、麻生太郎・副総理兼財務相は官邸で安倍首相とサシの会談を持った。

 麻生氏は夏の内閣改造で二階俊博・幹事長と菅義偉・官房長官を更迭し、新体制のもとで9月に一か八かの解散・総選挙を打つ決断を安倍氏に促したというのである。

 本誌・週刊ポストは選挙分析に定評のある政治ジャーナリスト・野上忠興氏の協力で「9月解散・総選挙」となった場合の小各党の議席予測を行なった。その予想獲得議席数を見ると、自民党は前回の284議席が228議席となり、日本維新の会が11議席から34議席へと大幅躍進する、といったものだった。公明党は26→29で、野党連合(立件民主+国民民主)は105→157、共産党が12→13、社民党が2→2、れいわ新選組が0→5。全国でどんな動きが起きるのか。注目ブロックの情勢をみていこう。野上氏の分析だ。

■北海道ブロック「自民壊滅」
 北海道は鈴木直道・知事が最も早く独自の緊急事態を宣言したが、その後、感染の第2波に襲われて収束が遅れた。知事の評価は高いが、農業・水産業など道経済への影響が深刻で政府批判が強く、与党大苦戦が予想される。自民党で議席確保が有力なのは7区と12区くらい。10区の公明党は苦しい。12選挙区のうち10議席で野党候補が競り勝つドミノ現象の可能性がある。

■東北ブロック「東北の乱」再び
 東北ブロックでは宮城の都市部(1区、2区)、政府の陸上イージス配備問題で批判が強まった秋田は全選挙区で自民が苦戦、森雅子・法務大臣(参院)の地元、福島でも5選挙区で自民は1議席と与野党の議席逆転が相次ぐとみられる。かつての「東北の乱」の再来か。

■東京ブロック「れいわ旋風」も
 メロン配布問題で辞任した菅原一秀・前経産相、IR汚職の秋元司・代議士(現在は離党)など自民党の不祥事議員が再選を目指すが、風当たりは非常に強く、そのあおりで石原伸晃、宏高兄弟など軒並み苦戦が予想されている。公明党は太田昭宏・前代表が引退して別の候補を擁立するが、維新が対立候補を擁立する動きがある。公明vs維新の首都決戦となれば注目だ。都知事選に出馬表明した山本太郎氏率いるれいわ新選組も選挙区・比例代表で議席獲得の可能性があり、維新、れいわ、立憲・国民連合が躍進して首都で自民党は衰退へ。

■東海ブロック「河村氏出馬で乱戦」か
 愛知はトリエンナーレ問題で大村秀章・知事とバトルを展開している河村たかし・名古屋市長が衆院選に転出するかが注目される。河村氏が大村批判派の維新と組めば、自民が票を食われ、東海ブロックに維新が本格進出する足がかりとなる。

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