氷川きよしと新庄剛志 目が離せないふたりの進化する男

NEWSポストセブン / 2020年6月25日 16時5分

高田文夫が見た「進化する男たち」の姿とは

 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏(72)が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、進化する二人の男、氷川きよし(42)と新庄剛志(48)についてお送りする。

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『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)、たて続けに氷川きよし、新庄剛志と出て頂き楽しく喋ったので、ここでは〈進化する男たち〉ってことでふたりの事を書こうかなと思ったら、凄い男が現われた。女体盛りの“グルメ王”アンジャッシュ渡部である。大島じゃない方の?「児嶋だョ」なんて声も届かぬままにすれ違い(のネタが得意)。いくら“多目的トイレ”でもその目的に使っちゃまずいだろっての。私も「またね」と言って1万円札渡しそうになった。渡部の目と耳には“東京アラート”が届かなかったのか。

 小池の卒業は一体どうだったのか、コロナ禍騒動の報道が少し収まったかなと思ったら色んなニュースが……手越だってどこかへ行っちゃったし、久米宏75歳も今月いっぱいで静かにマイクを置くんだろ。様々〈進化する男たち〉である。渡部は〈チン化する男〉だな。

 玉袋筋太郎が「オレ土曜日ってあいてんだよな。スウィーツとか食べればいいんだろ。タイトルも大して手間かけずに『王』のところに『、』を打ってさ、“玉様のブランチ”ってやれば分からないんじゃない」だとさ。渡部が万が一戻ってきたら“王様のブランク”にすればいい。

 それよりも目が離せないのはふたりの進化する男だ。20年演歌を歌い続けトップまで登りつめた氷川きよしが、ポップスへと変化する第2形態。デビュー半年前からずっと私のラジオで曲をかけ続け「なんだ、このえらい歌のうまい奴は?」と思わせ、クチコミで噂を広げといてのドーンとデビュー。

 いつもコンサートやら芝居を見に行くのだが、夜の部がなくて昼の部だけだったとき、見終わって帰路につくところで留守電が入っているのに気がついた。あの声で「高田センセー、今日は来て頂いて本当にありがとうございます。今日は夜がないということで、ひとりで電車に乗って帰ってみようと思い(ガガガー)あ~ぁ、どこだ? これどこへ向かってんだ? アーッ、逆~ッ」ガチャリと電話は切れた。迷子になる座長である。憎めない男なのだ。

 カバーした『ボヘミアン・ラプソディ』や『限界突破×サバイバー』など、14曲が入った初のポップスアルバム『パピヨン』が出ました。

 そしてバリ島に住んで10年、あの新庄劇場と呼ばれた新庄剛志がまた日本のプロ野球に帰ってきます。19日開幕するプロ野球、そこへ突然のサプライズ入団もあるかもしれません。20億円の横領詐欺被害を受けても白い歯で笑う48歳。どんな敬遠球だってサヨナラ安打にしてみせる人生です。

■イラスト/佐野文二郎

※週刊ポスト2020年7月3日号

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