知っておくべき自転車ルール 傘の固定具が違反となる場合も

NEWSポストセブン / 2020年6月27日 7時5分

自転車で起こりがちなトラブルとは

 2008年6月の改正道交法の施行から早12年。自転車は軽車両である、という意識はどこまで浸透しているのか、疑問を感じることもしばしばだ。そこで、毎日の自転車による通勤・通学・送り迎えなどで陥りがちな違反や、「こういう場合ってどうなの?」と、迷いがちな疑問を厳選。Q&A方式で紹介する。

Q. 路上駐輪の作法は? どんな止め方で、どのくらいなら大丈夫?
A. 自転車は軽車両ゆえ、駐車禁止・駐停車禁止の場所以外で、点字ブロック上や近くは避ける。

「自転車は、車両なので歩道に駐車するのは法的に禁止。止める場合は駐車・駐停車禁止ではない車道で、ほかの通行の邪魔にならない場所を探す必要があります」(全日本交通安全協会・参与の長嶋良さん)

 つまり、駐輪は駐輪場や店などの敷地内以外、基本的には止めてはいけないということだ。

「ただ、どうしても駐輪場所がない場合は、車椅子や救急車の通行を想定し、点字ブロックを避け、邪魔にならない場所でカギを2つかけて駐輪を。止めても5~10分が限度でしょう」(自転車活用推進研究会理事長の小林成基さん)

Q. 自転車初心者がしがちな迷惑行為といえば何?
A. 歩行者にベルをチリンチリン鳴らしたり、歩道と車道のジグザグ走行や爆走は大迷惑!

 高齢者や久々に自転車に乗る人がやりがちなのが次の3つ。【1】歩道で歩行者にベルをチリンチリン鳴らす、【2】歩道を自転車で爆走、【3】車道と歩道をジグザク走行する、という迷惑行為。

「歩道では、自転車は走らず、いつでも止まれる徐行で"通らせていただく"ことが基本です」(小林さん)

 ほかに、自転車が車道通行中に横断歩道に近づいたら、横断歩行者の通行を妨害しないことや、電動アシスト自転車でケンケン乗りしないことなども、忘れてはいけない。

Q. 雨の時期にやりがちで、注意が必要な乗り方は?
A. 降り出しそうな雨に備えて、傘をハンドルにぶらぶらさせて走るのは、超危険!

 梅雨どきにやりがちなのが、雨に備えて傘をハンドルにぶら下げて走る行為だ。

「これは重大事故につながる危険行為。実際、抱っこひもで幼児を抱いていた母親が自転車で走行中、ぶら下げていた傘が前輪に絡まって転倒。幼児が頭を打ち、死亡する事故が起きています」(小林さん)

 傘が前輪スポークに巻き込まれると、制御不能で転倒不可避。絶対にしてはいけない行為だ。

Q. 傘を固定する器具を使って、傘差し運転をしてもOK?
A. 東京都の条例では傘を開いた時点で、サイズ的に違反。風にあおられる危険もあり!

「片手で傘さし運転をする人をしばしば目撃しますが、両手でブレーキ操作ができなければ、安全運転義務違反です」(小林さん)

 では、両手がしっかり使える傘の固定具なら、法律違反にならないのか?

「傘固定具は寸法により違反になったり、視野が狭まり、風にあおられる危険から使用禁止の地域もあります」(小林さん)

 雨の日は雨合羽が安全だ。

※女性セブン2020年7月9日号

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