政権批判を繰り返す『バイキング』にフジ上層部がテコ入れか
NEWSポストセブン / 2020年7月16日 7時5分
『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)が秋の改編で打ち切られるという報道が、さまざまな憶測を呼んでいる。
「『グッディ』は最近では、視聴率でライバルの『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)を上回ることもあるくらい好調でした。先日まで局内で出回っていた改編予定のリストに『グッディ』はなかった。突然の決定だったようです」(フジテレビ関係者)
では、なぜ打ち切りの憂き目にあったのか。「実は『グッディ』ではなく、『バイキング』(フジテレビ系)の方に問題があったんです」とは、制作会社関係者。
「局内では、今回の打ち切りは“玉突き事故”といわれています。『バイキング』MCの坂上忍さん(53才)に対する、フジテレビ上層部からの最後通告の意味合いがあるのです」
『バイキング』は視聴率も盤石、『グッディ』の打ち切りを受け、10月から放送時間が1時間拡大される。社内評価も高そうだが、実情は違うようだ。
「ここ数年、放送内容に対してフジテレビ上層部から物言いがつけられているんです。フジサンケイグループの方向性としては保守的で政権寄りのスタンスを取ることが多い。しかし、『バイキング』は積極的に政権批判を繰り返してきた。これに対し、『バラエティー番組が政権批判とは何事だ!』『一方的かつ行きすぎている』と、局内で批判が集中していました」(前出・フジテレビ関係者)
『バイキング』は『笑っていいとも!』の終了後に始まった名残で、バラエティー班が制作を担当しているが、坂上の意向で、最近は政治や芸能など時事ネタを扱うトーク番組になっている。
「ゲスト、扱う内容、方向性を決めるのは坂上さん。その結果、局内に広がる批判の声をはねのけて、政権批判的な内容が目立っていったのです」(前出・フジテレビ関係者)
確かに、番組での坂上の発言には過激なものが多い。新型コロナウイルスの感染拡大を抑止したことが政府の功績になる可能性について、「それだけは絶対に許さない」と怒りを表し(5月12日)、黒川弘務前東京高検検事長の定年問題を巡る内閣の動きに「こういう茶番劇、もう飽きたわ」と愛想を尽かす(5月22日)。黒川前検事長の賭けマージャンが訓告処分で済まされたことには「安倍政権に集中している権力のすごさを見せ付けられている気がして、怖い気がしちゃうんですよ」と語っていた(5月28日)。こういった坂上の発言は枚挙にいとまがない。
フジテレビとしては、奔放な発言を繰り返す坂上を番組から降ろすか、坂上はそのままに報道スタンスを是正していくか、議論がなされた。
「結局、坂上さんを残し、報道スタンスを変えていくことになりました。具体的には、バラエティー班には番組を作らせず、『グッディ!』を制作している情報制作局に移管することになったのです。視聴率男の恩恵にあずかりながらも、勝手はさせない、という狙いでしょう」(前出・制作会社関係者)
この判断によって、『グッディ!』が打ち切りになり、安藤優子キャスター(61才)が“玉突き”で降板になったわけだ。
※女性セブン2020年7月30日・8月6日号
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