妻が濃厚接触者になった30代記者「自宅隔離生活」体験記

NEWSポストセブン / 2020年8月28日 16時5分

PCR検査では

 家族が濃厚接触者になってみて、どこかで「対岸の火事」と思い込んでいた新型コロナの恐ろしさが、はじめてわかった。約1週間、感染の疑いが晴れるまでの本誌・週刊ポスト記者(30代男性)が隔離生活をレポートする。

 * * *
【8月7日】
「私、濃厚接触者になったかも……」というメールを妻から受け取る。東京では連日、400人超の新型コロナ感染者が確認されている中でのことである。妻によると、職場の同僚とランチをしたのが8月3日で、その翌日に同僚が発熱。さらに、“味覚を感じない”ためにPCR検査を受けたところ、陽性反応が出たという。

「2時間ほどマスクをせずに、その子と密な店内でご飯を食べた」と、妻。なんだか急に自分の喉の調子も気になってくる……。

 体調は全く悪くないのだが、無症状で感染していて、既に編集部でウイルスをバラまいていたら? と、最悪の事態が頭をよぎり、上司に報告。まずは自分の感染の有無を確認したいと考え、民間クリニックのPCR検査を受けに行くことに。

 院内には10人ほどの患者がおり、検査希望者がひっきりなしに来院する。看護師は全員、ゴーグルにN95マスク、防護服とフル装備だ。

「唾液が容器に溜まるまで出し続けてください!」

 テキパキと看護師に促され、5分ほど唾液を検査容器に出し続ける。綿棒を鼻の奥に突っ込む検査を想定していたので、それよりだいぶラクだが、喉がカラカラになった。結果は2~3日以内にメールか、陽性なら電話が来るという。保険が適用されないので、自費で3万5000円を支払い、クリニックを後にする。

 この日から、妻と自宅で極力接触しないようにする生活が始まった。マスクを着用し、会話はメールで。妻が触れた物にはアルコール消毒だ。

“濃厚接触者”とは?

【8月9日】
 最初のメールから2日後となるこの日の夕方、保健所から電話があり、妻が正式に「濃厚接触者」になる。

 濃厚接触者になると保健所からPCR検査の日程を告げられ、ようやく自治体主導の検査を受けられる。「1日の感染者数」に正式にカウントされる検査だ。そして陽性判定だと、2週間の自宅待機、症状があれば入院しなければならない。

 厚労省によると、濃厚接触者とは「新型コロナウイルス陽性者が症状を発症する2日前までに、感染予防をせずに15分間以上1m以内で過ごした人」と定義されている。

 濃厚接触者に指定されるまでにはステップがあり、数日を要する。

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