スパイス、とんかつ、イタリアン… カツカレーの新潮流3店

NEWSポストセブン / 2020年9月6日 16時5分

『カレー クローバー』の「チキンカツレツとフライドエッグのくろーばーカレー」1000円

 今年6月、東京・神保町のカツカレーの名店「キッチン南海」が60年の歴史に幕を落としたが、最後の日は2時間30分待ちの大行列となった。その後同じ神保町で別の店舗で営業を再開し、「カツカレー」に注目が集まっている。

 100年あまりの歴史を持つ「カツカレー」の元祖は1918年、カツ丼にカレーをかけた屋台「河金」とされるが、今のようなカレーライスの上にカツを乗せるスタイルは1948年の「銀座スイス」が原型だという。

 もはや「定番」となったスタイルと思われていたカツカレーだが、今では進化をみせている。スパイス使いや、意外なタイプの店が参入することで新しいカツカレーを生み出している。カツカレーの新潮流が味わえる3店を紹介しよう。

1年の試行錯誤でたどり着いた至高のスパイス

『カレー クローバー』 東京都台東区上野1-12-9-2F
【営業時間】11時30分~14時15分(L.O.)、17時30分~22時(L.O.)
【定休日】日・祝

 カレー好きが高じて脱サラし、独学で美味いカレーを追い求めたという齊藤充氏。カレーのベースとなるスパイス作りは1年にもおよび、カルダモンやクローブをふんだんに使った約20種ものスパイスを使ったカレーにたどり着いた。

 消化促進や脂肪分解、肝機能強化など、健康的な効能のスパイスが配合されているが、細かな調合は企業秘密。酸味はトマト、苦みはパプリカで整え、胃に負担をかける小麦粉を使わないため、さらりとした優しい味わいの健康志向カレーだ。

「チキンカツレツとフライドエッグのくろーばーカレー」(1000円・1日10皿限定)に乗せられたチキンカツは、砂糖と塩を入れた重曹水に漬け込み、柔らかくした胸肉を米油で揚げる。噛むたびにサクサクとした歯ごたえが口中に心地よく響く。

自慢のカツにスパイシーなカレーが絶妙に絡み合う

『いっぺこっぺ 大門店』 東京都港区芝大門2-3-17
【営業日時】月~土:11時~15時(L.O)、17時~21時(L.O.)
【定休日】日・祝

 とんカツの名店「とんかつ檍(あおき)」が満を持して2015年から出店を始めたカツカレー専門店。

「ロースカツカレー」(1200円)は、「とんかつ檍」と同じ千葉県産林SPF豚を使い、サクサクとした衣をまといながらも、柔らかくジューシーなのが特徴。脂身からこぼれてくるほのかな甘みがやみつきになる。自家製ソースだけでなく、厳選した3種類の岩塩で食べるとカツの甘みを一層引き立てる。

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