ルータ併用が現実的 話題のテザリング利用率は世界で1.5%

NEWSポストセブン / 2012年12月12日 16時0分

 iPhone 5やiPad miniの発売があった今年、振り返れば“スマホかタブレットか、いや、やはりウルトラブックだ……”など、選択肢と比例して迷いも増えた。用途ごとの利便性を追求した結果として2台、3台持ちになった人も多いようだ。さらに悩ましいのがそうしたツールの通信手段。スマホなどでPCのインターネット接続ができる「テザリング」が話題となり、通信費の基本料一本化などを考え、使っているモバイルルータの解約を考えた人も少なくないだろう。

「“テザリング”の登場に、モバイルルータ関連企業は焦ったでしょうね。しかし世界全体でみると、テザリングができる端末を持ちながら活用している人は1.5%しかおらず、すぐにテザリングがモバイルルータに影響を与えるとは言いにくい状態です。テザリングは出先から急にメールを送るなど、あくまで緊急時に便利な機能です」と語るのはケータイジャーナリストの石川温氏。

 テザリングに一本化が難しい理由はまず、バッテリーの問題が大きい。iPadやiPad miniにもテザリング機能があり、バッテリーが少し大きい分、使える時間を確保できるかもしれないが、スマホでのテザリングでは、バッテリーがもたないのだ。

 もうひとつは速度制限。以前も「Wi-Fiルータ実効速度 ポイントは『エリアと速度制限の有無』」の記事で紹介したが、高速データ通信の場合は一定量のデータ通信を行なうと、自動的に速度を制限するため通信速度がガクンと下がる。例えばドコモのXiの場合は月7GBで、それを超えても同じ速度で使用したい場合には、別途料金がかかる。通常のスマホ利用だけでも、それなりのデータ通信をしている上に、テザリングでもデータ通信を使用するとなると、すぐ速度制限がかかることになるだろう。

 逆にルータを上手く活用する方法として速度制限のないサービスを展開しているWiMAXなどを利用し、スマホのデータ通信はできるだけルータを通して、スマホ本体のデータ通信量を“温存する”というのも賢い選択のひとつだ。

 ちなみにWiMAXを提供しているUQ WiMAXのサイトでは、速度制限のイメージをわかりやすく伝える新作動画を配信中だ。元プロボクサーのガッツ石松が解説者として登場し「ワイマックスvsエルティ」の試合を解説、試合展開は速度制限に達したり、対象エリアから外れると突如パンチのスピードが鈍るという筋書きで、ガッツ石松らしい小ネタが散りばめられたコミカルなコンテンツに仕上がっている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング