パラダイス山元氏「フィンランド公認サンタは、らしくない」

NEWSポストセブン / 2012年12月19日 7時0分

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世界サンタクロース会議に出席した公認サンタと山元氏(中央)

 緑と赤の飾り付けが街で目立ちはじめ、クリスマスへむけてにぎやかになる季節になると、この数年、北欧から来日する政府公認などの肩書きがついた”サンタクロース”たちの姿を様々な場所で見かけるようになった。彼らはお馴染みの赤い衣装で大きな体をつつみ、日本のいたるところで愛想を振りまいている。

 微笑ましい光景のようにうつるが、日本人でただひとりのグリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロースでミュージシャンのパラダイス山元さんは、”公認”サンタクロースが毎年、何人も来日する状況に困惑している。

「この5年ぐらいで急速に増えたフィンランドからやってくる”公認”サンタたちは、仕草も話し方もちっともサンタらしくない。サンタが被災地へ行くための移動費を寄付してもらったり、プレゼント代まで募るなんてとんでもない。そのうえ、『毎年、国際サンタクロース会議には、出席しているよ』などとあからさまなウソをつき、日本にいる公認サンタは友だちかと問われると『そんなサンタは知らない』と答えている。

 クリスマスは人への思いやりや感謝を大切にし家族で楽しむ季節、と位置づけてサンタは活動しています。高価なプレゼントをお願いして、もらうだけの日ではありません。こんなこと、日本でしか起きていません。外国の公認サンタ仲間からも『抗議するべきだ』と言われました。これまでは表立って言わずにきたのですが……」

 山元氏が所属するグリーンランド国際サンタクロース協会は1957年から活動する老舗団体で、北極に住む長老サンタの補佐役として公認サンタを任命している。現在、世界に120人ほどしかおらず、山元氏は資格審査、体力測定、面接などを経て1998年に任命された。病気や様々な事情で、家族と一緒にクリスマスを過ごせない子どもたちのために施設や病院を訪問することを中心に、イベントなどへ出席している。

 国際サンタクロース協会に公認されると、毎年、夏にデンマークのコペンハーゲンで開催される国際サンタクロース会議に出席することが義務づけられる。山元氏も、真夏に東京の自宅から会議場までサンタクロースの扮装のまま、自費で移動して参加している。日本でもパレードの様子がニュースとして紹介されるので、記憶している人も多いだろう。山元氏によると、フィンランドからの出席者は今はいないそうだ。

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