1.2『逃げ恥』新作 新垣結衣と星野源の「野木脚本への深い理解」に期待

NEWSポストセブン / 2021年1月1日 16時5分

新春スペシャルで帰ってくる(番組公式HPより)

 コロナ禍の再放送が話題だった人気ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)の続編が、新春スペシャルとして4年ぶりに放送される(1月2日夜9時~)。かつて社会現象と呼べるほどブームを巻き起こした話題作の新作は、多くのファンが楽しみにしている。

 2016年に放送されて話題を呼んだ『逃げ恥』。新垣結衣が演じる主人公・森山みくりが“契約結婚”という形で奥手の独身男性・津崎平匡(星野源)と共同生活する、ユニークな恋模様を描いた物語だ。テーマの斬新さもさることながら、新垣や星野をはじめとした出演者たちの演技にも注目が集まった。

 本編と同様に、星野によるドラマ主題歌「恋」にあわせて出演者たちが踊る“恋ダンス”も話題となった。「恋」のMVでも披露されている振付家・MIKIKOによる振り付けのダンスだが、星野の手掛けた歌詞を元に作られていて、ドラマのエンディングでも踊ることを想定して考えられたという。新垣はじめ5人のドラマ出演者たちが、エンディング映像で踊ったことで“恋ダンス”は注目を集め、ファンの“踊ってみた動画”も続出した。

 そんな『逃げ恥』の続編である。脚本を手がけるのは以前と同じく野木亜紀子。2020年には星野が出演したヒットドラマ『MIU404』(TBS系)の脚本も手がけており、社会問題をスムーズにドラマへと落とし込む手腕は各方面から称賛されている。新作の『逃げ恥』も見応えのある物語になりそうだ。

 ドラマに詳しいライターの西森路代氏は、新作『逃げ恥』にこう期待を寄せる。

「『逃げ恥』は、2016年の連ドラのときから“ムズキュン”と呼ばれるラブコメの楽しさもたくさん詰まっているのに、恋愛から結婚に至る際に、男女の役割分業などが旧態依然としたままでは、現代の働き方や生き方にフィットしないから、どうしていこうかということもうまくミックスして描かれていました。

 そのことで、ラブコメが好きな人にも、社会性のあるものを期待している人にも楽しめるようになっていました。今回は、みくりが妊娠するという展開があるそうで、そのことにより、更に、現代の夫婦間にあるリアルな問題に切り込んでくれるでしょう。そこが一番の楽しみです」

 さらに西森氏は、主演の新垣や星野が、この4年間に野木作品で活躍してきた点にも注目する。

「2016年の連ドラに新垣結衣さん、星野源さんが出演して以降も、ふたりは野木亜紀子さんの作品に出演しています。新垣さんはそれ以前にも出演がありましたが、2018年の『獣になれない私たち』に、星野さんは今年のドラマ『MIU404』や映画『罪の声』に。

 野木さんは、今、日本でもっとも作家性のある脚本家のひとりです。その作風はさまざまですが、その中にあるテーマを、出演の二人も深く理解しながら演技をしているのではないでしょうか。そして、ふたりがいろんな作品を経て、また、みくりと平匡というキャラクターに戻ってくるというのがうれしいですね。今回も、息の合ったみくりと平匡という二人のかけあいのシーンにクスっとしたりホロっとしたりできることを今から期待しています」(西森氏)

 ラブコメでありつつ社会問題も取り入れた『逃げ恥』。コロナ禍の正月、たとえ外出を控えたとしても、ドラマを見ることで様々な思いを巡らすことはできそうだ。

◆取材・文/細田成嗣(HEW)

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