伊勢神宮で20年に一度の“式年遷宮” 8年間をかけた道のり

NEWSポストセブン / 2012年12月30日 7時0分

 平成25年秋、神道にとって最大の大祭である伊勢神宮の式年遷宮が行なわれる。20年に一度、8年の歳月をかけ、延べ1万人もの人々が関わる一大事業だ。「第62回式年遷宮」へのこれまでの道のりを見てみよう。

■山口祭
(平成17年5月2日)
 遷宮の御造営にあたり、最初に執り行なわれる祭。御造営用材を伐採する御杣山の山口に坐す神を祭る。御杣山は時代により変遷があるが、古例のまま伊勢神宮の内宮は神路山、外宮は高倉山の山麓で行なわれる。

■御杣始祭(みそまはじめさい)
(平成17年6月3日)
 御用材となる檜を伐り出す山である御杣山での伐採作業開始を前に、御神体を納める「御樋代」の御料材を伐採する祭。皇大神宮・豊受大神宮の御料木が立つ祭場で安全を祈願し、「三ッ尾伐り」という古作法で御料木を切り倒す。

■御木曳行事(おひきぎょうじ)
(平成18年5月5日~、及び平成19年7月29日~)
 旧神領地の二見町御薗村の住民が2か月間にわたり御用材を両宮に曳き入れる行事。内宮の領民は木橇に御用材を積み、五十鈴川で「川曳き」を、外宮の領民は御木曳車で「陸曳き」を行なう。

■鎮地祭
(平成20年4月25日~5月2日)
 新宮を建てる神殿を建てる新御敷地で執り行なわれる最初の祭。御造営作業の安全を祈り、新宮の大宮地に坐す神を祀る。神職と物忌(神饌などを扱う童女)によって「刈り初め式」「穿ち初め式」が行なわれる。

■宇治橋渡始式(うじばしわたりはじめしき)
(平成21年11月3日)
 式年遷宮のたびに架け替えが行なわれる宇治橋。橋の守護神である饗土橋姫神社での祭に続き、古式の「渡り始め」が行なわれる。「渡女」を先頭に、全国から選ばれた三世代の夫婦らが新橋を渡って祝う。

■上棟祭(じょうとうさい)
(平成24年3月26、28日)
 正殿の棟木を上げる祭。正殿が古規通りの位置にあるかを測量する「丈量儀」に続いて大宮司以下が棟木から伸ばされた綱を引いて棟上げの所作を行なう。「千歳棟」などの掛け声とともに、屋上の小工が御棟木を木槌で打ち固める。

※週刊ポスト2013年1月1・11日号



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