秋篠宮ご一家だけ「皇居正門」使用に「何があった?」と現場は騒然
NEWSポストセブン / 2021年1月14日 7時5分
1月2日の夜のとばりが下りたあと、一人の男が天皇皇后両陛下の居所のある赤坂御用地に侵入した。1時間ほど御用地内をうろついた後に皇宮警察に逮捕されたが、29歳の男は「皇族に会いたかった」と供述したという。御用地内には、秋篠宮家ほか多くの皇族も住んでいるため、宮内庁や警備当局には緊張が走った。
「男が逮捕されたのは三笠宮邸の近くだったそうですが、迎賓館の門を乗り越えて御用地に侵入してからも、警備当局はしばらく気づかなかった。警備体制がお粗末だったという批判もありますが、皇室担当記者の間では、男の侵入目的が何だったのかが話題になりました。昨年からとかく世論を騒がせている秋篠宮家、ことに眞子さまに対して何かしようとしたのではないかという推測も出ました」(皇室記者)
秋篠宮家の眞子内親王については、恋人である小室圭氏との結婚が暗礁に乗り上げ、それでも昨年、秋篠宮皇嗣が結婚を認める発言をしたことから、それを歓迎する声と反対する声が真っ二つに割れている。御用地侵入男の真の目的が何だったかは不明ながら、当局や担当記者たちが「眞子さまが標的ではないか」と肝を冷やしたのは、そういう背景があるからだ。
宮内庁も、秋篠宮家に対する世論の過熱には神経を尖らせている。侵入事件の前日は元日で、天皇皇后両陛下はじめ皇族は、祝賀の儀など新年行事のために皇居に集まった。そこでも、ちょっとした“事件”が起きていた。
新年の皇族の姿をとらえようと、メディア各社のカメラマンは朝から皇居・半蔵門に集結していた。おめでたい場面の代表取材であり、そうした場所では宮内庁とメディアも和やかな雰囲気になるのが通例だ。周辺の歩道には、一般の奉迎者らもカメラを持って皇族の到着を待っている。職員は報道陣には、皇族がいつごろ到着するか事前に教えるのもいつもの通り。しかしこの日、職員は、両陛下の到着は9時すぎ、愛子内親王は9時半くらい、としたうえで、秋篠宮家については、「ちょっとわからない」と言葉を濁したのである。
そして、両陛下、愛子内親王を乗せた車が予定通りに半蔵門を通過してしばらくすると、職員は報道陣に対して、「秋篠宮ご一家はすでに正門からお入りになったようです」と伝えたのである。
通常、皇居正門を使うのは天皇皇后である。天皇家以外は乾門を使用するのが通例だが、秋篠宮家は半蔵門を使うこともある。今回、天皇家が正門を使ったのなら、秋篠宮家が同じく正門から皇居に入っても違和感はなかったかもしれないが、天皇家が半蔵門を使ったのに、秋篠宮家だけが正門からというのは不自然に感じる。また、報道陣には後になって知らされたというのも、いかにもわざとらしい。
「記者たちからは、一連のバッシングもあったから、ご一家は報道陣の前に出たくなかったのではないか、といった声も出た」(前出の記者)
もちろん、晴れの日の主役を天皇一家に、という気持ちだったかもしれないが、皇位継承第1位の皇嗣が元日に国民の前に元気な姿を見せるのは当然のようにも感じる。秋篠宮家の一挙手一投足に注目が集まっているからこそ、こうした小さな違和感が不審や批判を招いてしまうのではないか。
昭和天皇の命日である1月7日、皇居・皇霊殿と八王子市の武蔵野陵で「昭和天皇祭」が行われ、武蔵野陵には皇族代表として眞子内親王が拝礼した。御用地侵入事件の後だけに、その際にも警備強化が検討されたとみられているが、特に混乱も物々しい警備もなく、祭祀は無事に執り行われた。
一見、静かな新年を迎えた皇室だが、秋篠宮家と眞子内親王の難局は、まだしばらく収束しそうにない。
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