西田敏行、ドラマの車椅子姿はリアル? 満身創痍で現場に臨む俳優魂

NEWSポストセブン / 2021年2月25日 7時5分

撮影の合間も車いす

 猪八戒、釣り好きの万年ヒラ社員、大学病院院長、ヤクザとさまざまな役を演じ切ってきた。気づけばドラマデビューから54年経ち、演じる役も年相応になっている西田敏行(73才)。しかし、いま、ドラマで見せる姿は“演技”なのか──撮影現場で見せる名優の「本当の姿」。

 2月中旬、千葉県の公園でドラマ『俺の家の話』(TBS系)のロケが行われていた。主演の長瀬智也(42才)や桐谷健太(41才)ら出演者がせかせかと動き回るなか、車いすに乗ってじっと出番を待つ西田。心なしか疲れた表情を浮かべ、じっと目をつぶったりする西田の周りには大勢のスタッフが張りつき、一挙手一投足を見守る。さながら厳戒態勢──ドラマ関係者が打ち明ける。

「連日、朝早くからスタジオやロケ地での撮影を行っています。西田さんは役柄上、車いす姿で出演するシーンが多いですが、休憩中もずっと車いすに乗ったまま。たまに自分で歩くときは、杖や手押し車がないと厳しそうで、ちょっとした段差でもスタッフやマネジャーが手を貸して上り下りしています。

 長瀬さんが支えて歩くシーンの撮影で、西田さんがよろけて危うく転倒しそうになった。長瀬さんがとっさに抱え込んで事なきをえましたが、スタッフも駆け寄って騒然としました」

『俺の家の話』は、家出してプロレスラーになった長男(長瀬)が、人間国宝の能楽師の父(西田)の介護に奔走するストーリー。西田は入浴介助のシーンでは弱った裸をさらけ出したり、認知症の徴候を見せるなど、体当たりの演技で話題を呼んでいる。

 2月19日に放送された第5話のラストには、農作業姿の田中みな実(34才)が初登場。田中のかわいらしさに相好を崩す西田の姿は、「西田さんの反応がかわいい」「ウチのおじいちゃんみたい」と評判になった。だが現実はドラマ以上にシリアスだ。西田の知人が声をひそめて打ち明ける。

「ドラマでは介護される役割ですが、実はリアルでも西田さんの体は満身創痍で、なかなか思うように動くことができないようです。いざ本番となれば、しっかりとセリフを発するところがプロとしての真骨頂ですが、基本的に収録シーンが終わると、体力維持に努めています。役者人生を懸けて、今回のドラマに臨んでいるように見えます」

吉永小百合から「たばこはやめて」

 西田は福島の中学校を卒業後、役者を志して単身上京。演劇スクールの夜間部を経て、1967年に『渥美清の泣いてたまるか』(TBS系)でドラマデビューした。1978年の『西遊記』、1980年の『池中玄太80キロ』(ともに日本テレビ系)で注目を集め、1988年から始まった映画『釣りバカ日誌』シリーズで国民的俳優に仲間入りした。

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