74人が死亡・行方不明になった大川小学校の悲劇に迫る書

NEWSポストセブン / 2013年1月11日 16時0分

【書評】『あのとき、大川小学校で何が起きたのか』池上正樹、加藤順子/青志社/1575円

 東日本大震災の大津波で、74人の児童が死亡・行方不明になった大川小学校。事件を取材する著者は、多くの資料とインタビューを通して、教育委員会が都合の悪い事実を隠していることを明らかにしていく。

 ただ著者は、教育委員会を悪役にするのではなく、真相解明を求める遺族に背を向け、新たな危機管理体制を作ろうとしない行政の体質に迫っている。これはいじめ問題とも重なるので、著者の問い掛けは重く響いてくる。

※女性セブン2013年1月24日号



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