「女性は思春期の恋愛期間の性行為を控えるべき」と脳科学者

NEWSポストセブン / 2013年1月11日 16時0分

 明確な思春期を持つ動物は、人間にほぼ限られているという。その思春期の恋愛が女性の人生に及ぼす影響について、『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)でもおなじみの脳科学者・澤口俊之氏が解説する。

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 人類にほぼ特有である「恋愛」ですが、その科学的研究はかなり進んでいます。その結果、女性は、思春期の恋愛期間中は性行為を控えたほうがいいことがわかっています。

 原始時代のヒトは、避妊法などなかったにもかかわらず、出産可能になってから成人するまでの思春期の間は、妊娠しないような体のメカニズムになっていたという説が有力です。

 つまり、「春を思っている」だけで「春を実現しない」のが本来の「思春期」だったのです。

 欧米の多くの研究結果から、10代の(つまり思春期での)妊娠・出産が、母子ともに悪影響を及ぼす可能性が高いことが報告されています。また、最初の性行為が早いほど、高校を中退したり大学に進学しなかったりする確率が高いというデータも、アメリカの研究で得られています。

 例えば、18才ごろまでに性行為をしてしまうと高校中退の確率は約2倍高まり、大学に進学しない確率もやはり2倍ほど高まります。

 ただし、これは女性に限った話で、男性には当てはまらないのです。男性は性的に女性よりもアクティブで、しかも自分が妊娠するわけではありません。それで思春期に強く性行為を求める傾向があります。そうした男性に好意を持ったがために、安易に性行為の求めに応じてしまうと、女性は「恋愛の陥穽」、つまり落とし穴に陥ってしまいます。

 思春期は男性も女性も精神的に未熟ですから、本来なら家族の形成を前提とすべきであるにもかかわらず、そうした正常な判断ができないまま、性行為そのものに溺れてしまいがちなのです。

 実は、最近の脳科学で、覚醒剤が作用する脳領域と同様の脳領域が、性行為を伴う恋愛で活性化されることがわかってきました。これはアメリカの大学生のデータで、対象となった大学生たちが「性行為が伴った恋愛」をし、その結果を測定したところ、覚醒剤中毒ないし依存と同様の脳状態になっていたというものです。

 つまり、恋愛にも「恋愛中毒」が存在するのです。

※女性セブン2013年1月24日号



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