プリンセスプリンセス他 人気バンド再結成の背景にCD不況も

NEWSポストセブン / 2013年1月20日 7時0分

「メンバーの気持ちがひとつになったので、タイガースのオリジナルメンバーでライブをします」

 1月6日、ジュリーこと沢田研二が、1960年代に一世風靡したザ・タイガースの再結成を発表。12月に日本武道館や東京ドームなどでコンサートツアーを行なう予定だ。

 CDが売れない昨今、音楽業界はリバイバルブームに頼ろうとしている。バンドの再結成も、その一つだ。CDが飛ぶように売れた1990年代、再結成を果たした人気バンドはほとんどなかったが、2000年代後半から、再結成するバンドが急増している。音楽関係者が解説する。

「CDが売れなくなり始めた2000年代初頭は、人気歌手のベストアルバムを発売や名曲のカバーなどで乗り切った。しかし、いずれもネタが尽きてきた。そうなると、かつて大人気を博したバンドを復活させることが最も収入源として計算できる。新人を発掘するより、遥かに手堅い。そこで、“再結成ブーム”ともいえる現象が巻き起こったのです。本人たちの意向はもちろんですが、周囲が再結成を勧めるケースも多いですからね」

 たしかに、2006年には米米CLUBが、2007年にはX JAPANやLUNA SEAが、2009年にはユニコーンと、一時代を築いたがバンドが次々と再結成を果たし、昨年にはプリンセス プリンセスも続いた。そして、冒頭のザ・タイガースである。

「1990年代当時は、バンドの再結成よりも、アーティストを育てるほうに重点が置かれていたといえます。育てるだけの資金力もあったし、時間もあった。ところが今は、もう気持ちもお金も余裕がないために目先の収益にこだわる。企業ですから、ビジネスライクに考えるのは悪いことではありません。しかし、新人を育てない限り、未来がないことも事実です」(前出・音楽関係者)

 再結成の続出はある意味、CD不況の象徴といえるかもしれない。



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