横柄な面接官 優秀な学生が逃げるので企業にとってマイナス

NEWSポストセブン / 2013年1月27日 16時0分

「就職氷河期」といっても、学生が選ばれているばかりとは限らない。なかには学生から見切りを付けられる企業もある。作家で人材コンサルタントの常見陽平氏が「アホ面接官」「バカ内定者」を斬る。

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「面接とは、されるものではない。互いにするものである」

「面接官を面接するつもりでいけ!」

 まるでソーシャルメディア上に跳梁跋扈する訓示親父みたいで恐縮ですが、就活、転職活動の面接に関してよく言われることであり、真理です。多くの学生や転職活動中の社会人にとって、面接などは裁判のように感じることでしょう。たしかに、特に新卒の採用においては、合格する人よりも落ちる人の方が圧倒的に多いです。

 でも…。企業側の悩みとしては、面接に限らず、採用活動で粗相があると、学生が逃げていくのですね…。特に、企業が「ぜひ、欲しい!」と思うような、取り合いになる人材ほど、採用活動で「?」と思う点があると、内定辞退どころか選考辞退をしていくのです。

 例えば、皆さんも経験があるかと思うのですけど、面接官があまりにイマイチだと、その企業は大丈夫かと思ってしまいますよね? HR総合調査研究所の調査によると、8割の学生は、面接官が志望度に影響を与えると答えています。

 昔話で恐縮ですが、私が就活をしていた90年代半ばの頃も、面接官があまりにも横柄だったり、やる気がなかったりすると、「誰が受けるか…」と思い、選考辞退をしたものです。いかにももうすぐ定年退職しそうな、疲れたおじさまに「10年後どうなっていたい?」と聞かれた日には、「お前の10年後って・・・(以下略)」と言いそうになりました。いや、言いませんでしたけど。

 実際、学生も採用活動におけるダメな社員に怒っています。6社の最終面接に進み、2社に合格、総合商社を内定している早稲田大学の学生は、面接のたび、OB訪問のたびに「大事にしている志はなんですか?」という質問を必ずするようにしていました。その答がイマイチな社員がいた場合は、その企業は選考辞退をすることにしていました。やや極端かもしれませんが、企業を面接してやるという姿勢、素敵です。

 東京工業大学の院生は、夏休みにある上場IT企業でインターンシップに参加したのですが、「これは、ないな…」と思い、2日目で辞退したとか。というのも、プログラムを担当した社員があまりにも横柄かつ、マナー、態度が悪く、カチンときたからだとか。院生である上、浪人もしていることから、その社員が年下だったということもあるのでしょうけど、いきなりタメ語で話すなど、いくら学生相手だとはいえ、それはないだろと思うほどの態度だったとか。

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