【ドル円週間見通し】石破レンジから浜田シーリングへ移行か

NEWSポストセブン / 2013年1月27日 16時0分

 投資情報会社・フィスコ(担当・小瀬正毅氏)が、1月28日~2月1日のドル・円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル・円は、2月1日に発表される米国1月の雇用統計と2012年の年次改定を見極める展開となる。ドル・円が続伸した場合、本邦輸入企業による輸入予約の前倒し、本邦輸出企業による輸出予約の買戻し、本邦機関投資家による仕組み債絡みの円高ヘッジポジションの手仕舞い、海外投資家の日本株投資(円買い)の円売りヘッジなどに警戒する展開となる。

【連邦公開市場委員会(FOMC)】(29~30日)
 2013年の連邦公開市場委員会(FOMC)の12名のメンバーの内、タカ派は2名(ジョージ米カンザスシティー地区連銀総裁、ブラード米セントルイス地区連銀総裁)だけとなっている。連邦債務上限引き上げ問題が5月に先送りされたこと、米国の景況感に顕著な改善が見られないことで、現状の金融政策が維持される見通しとなっている。

【石破レンジ(85~90円)から浜田シーリング(95~100円)へ移行の可能性】
 安倍政権による円高・デフレからの脱却を目指す円安誘導は、2月15~16日のG20財務相・中央銀行総裁会議、2月17日の週の日米首脳会談を控えて、ドイツ、イギリス、アメリカ、ロシア、韓国から批判の矢面に立たされている。

 しかしながら、安倍政権閣僚からは反論が出ていることで、安倍政権による断固たる円安誘導のスタンスが窺えることで、ドル・円相場は、石破レンジ(85~90円)から浜田シーリング(95~100円)へ移行する可能性が高まっている。

(注:自民党・石破茂幹事長は「1ドル=85円から90円が望ましい」と発言。浜田宏一内閣官房参与は「1ドル=100円でも問題ない」との見解を示している)

【米国1月雇用統計】(1日)
 米国1月の雇用統計の予想は、失業率は7.8%で12月の7.8%と変わらず、非農業部門雇用者数は前月比+15.5万人で12の+15.5万人と変わらずとの見通しとなっている。最小予想は+12.0万人、最大予想は+20.0万人。2012年の年次改定も発表されるため要注意か。

【テクニカル分析】
 ドル・円は、75円32銭を頭とする「逆ヘッド&ショルダーズ」が完成しており、目
標値92円50銭処が点灯している。

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