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元おっさんJリーガー 格闘家デビュー2連勝後に語った「崖っぷち」

NEWSポストセブン / 2021年8月31日 16時5分

元Jリーガー、格闘家転身後も2連続KOを成し遂げた安彦考真

「年俸120円おっさんJリーガー」として注目を集めた安彦考真(43)。昨年12月のサッカー選手としての引退セレモニーで「格闘家転身」を宣言し、今年4月にデビュー戦を勝利で飾ったあと、先日、デビュー第2戦でも輝きを放った。アスリートからファイターとして、安彦はどんな成長を見せ、この先にどんな未来を見据えているのか。

 * * *
「もしかしたら43歳の僕がリングに立つ必要はないかもしれない。でも、いまコロナ禍で苦しい状況のなか、僕がリングに立つことで少しでも世の中の人に勇気を与えたいというか、オレでもできるんじゃないかと思ってもらえたら、僕がリングに立つ意味もあるのかなって……。

 僕がリングに立ったのはKO勝ちや強さを見せたいわけじゃない。たとえば、陸上の100メートルで少し前まで(日本人選手のなかには)10秒の壁があったのに、誰か1人が9秒台を出したらみんな出せるようになったじゃないですか。人間の可能性はまだまだあるし、少しでも頑張ればできるんだ、ということを僕は示したかった。試合を見てくれた人や自分の周りの人たちを沸かせ、何かを感じてもらいたかっただけなんです」

 元“年俸120円Jリーガー”で、昨年12月に格闘家への転向を宣言し、ことし年末の総合格闘技RIZIN出場という新たな目標を掲げている安彦考真は、2戦連続でのKO勝ちとなった試合後に笑顔でそう話した。

 8月27日に開催された経営者らが参戦するエグゼクティブ向けキックボクシングイベント『EXECUTIVE FIGHT~武士道~宙~2021』(小比類巻道場主催)。安彦はそのメインイベントとなった第9試合(2分×2R)で、格闘技歴7年でRISEやムエタイ(オープン)のアマチュア大会にも出場経験のある小比田隆太(40)をノックアウトした。

 試合前日、安彦はこんな風に話していた。

「聞けば、僕が2ラウンドまで持たずに1ラウンドで終わると多くの人が思っているそう。なら、1ラウンドは足を使ってかき乱し、2ラウンドで勝負をかけたい。キックボクシング歴は相手の方が長いし、そこで戦ったら分が悪い。ただ、人生経験は僕の方が上だと思うし、最後は魂で勝負。魂だけでは戦えないって言われるかもしれないですが、そんなことはないし、足の指先から手の指先まで魂を宿して、それを思いっ切りぶつけたい」

 果たして、試合は安彦の想像通りの展開となった。1ラウンド、小比田の圧力の前に安彦は思うような攻撃を仕掛けられず。足を使いながら回り込んでパンチなどを繰り出したが、優勢だったのは小比田だった。だが、2ラウンドに入り、スイッチが入った安彦は積極的にパンチ、キックを繰り出し激しい打ち合いに持ち込むと、得意の前蹴りにパンチの連打で小比田をグラつかせ、最後はスタンディングダウンを奪った。足にきた小比田はしゃがみこむしかなく、勝負は決した。

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