1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

糖尿病薬と降圧剤、多剤併用のリスク 脱水症状引き起こし命に関わることも

NEWSポストセブン / 2021年9月9日 11時5分

 反対に、ステロイドなどの抗炎症薬である副腎皮質ホルモンとの併用では、ビグアナイド薬の血糖降下作用を弱めることがあります。ただし、主に注意が必要なのは経口ステロイド剤です。皮膚炎などで処方される塗り薬のステロイド剤の場合、皮膚からの吸収量はかなり少ないので問題ないでしょう」(長澤氏)

 糖尿病薬とほかの薬の組み合わせが、命に関わるケースもある。

「消化管からの糖の吸収を遅らせることで血糖を下げる効果があるα-グルコシダーゼ阻害薬と、慢性心不全の治療に用いられる強心薬のジゴキシンの併用は注意が必要です。この組み合わせによりジゴキシンの血中濃度が低下する恐れがあり、強心薬が効きにくくなって、死に直結することがあります」(長澤氏)

 とりわけ、かかりつけ医以外の病院を受診するような場合は注意が必要だ。谷本医師が言う。

「血糖コントロールのために用いられるインスリン製剤は、抗うつ剤や抗パーキンソン病薬との組み合わせにより、血糖効果作用が増強されて低血糖症状があらわれやすくなるので注意が必要です。内科と精神科や心療内科などを別々に受診しているとこれらの薬が一緒に処方されることが十分に考えられますので、注意してほしい」

※週刊ポスト2021年9月17・24日号

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング