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クセが強い鉄道ファンも一目置いている?「京急バンカラ伝説」

NEWSポストセブン / 2021年9月15日 7時5分

「撮り鉄」にも人気の京急独自の“対応”とは(時事通信フォト)

 列車などの撮影を愛好する鉄道ファンは「撮り鉄」と呼ばれ、その一部のマナーの悪さが問題となっている。最近では、廃車となる「踊り子号」型の車両を撮影しようと東京・日野市にあるJRの敷地内に立ち入った疑いで、男性2人が書類送検されたことが明らかになった。熱心すぎる鉄道ファンのトラブルは後を絶たず、「撮影の邪魔をされた」「駅員に注意された」という理由で暴力行為に及ぶケースもあり、各社が対応に苦慮しているとされる。

 8月下旬には、大阪府内のJR京都線・岸辺駅で駅員が「撮り鉄」の男に胸ぐらを掴まれるトラブルが発生した。ホームのベンチ上から列車を撮影していた男は「危険だから」と注意されたことに立腹。「調子乗んなよ!」と駅員に掴みかかり恫喝する映像がSNSで拡散された。その後、男は駅員に諭され反省、謝罪したことで、JR西日本側は被害届を出さなかったというが「私が使っている駅なら、男はタダでは済まなかったのではないか」と、都内在住の40代男性は言う。

 彼が通勤で利用しているのは、赤い車体がトレードマークの「京急」。体育会系の社風で知られ、鉄道ファンも一目置く“バンカラ”な駅員・乗務員が多いという。

「駆け込み乗車をすればホームで怒鳴られた上に、車内でもドスの利いた声で“駆け込み乗車はお・や・め・く・だ・さ・い!”と追撃される(苦笑)。発車間際の車掌にしつこく絡んでいた酔っ払いが“危ないから離れろ、ゴルァ!”と一喝されるシーンを目撃したこともあります。最近は女性車掌も増え、幾分マイルドになりましたが‥‥‥」(前出の40代男性)

 京浜工業地帯を走る京急本線沿線には、競馬場や競艇場、競輪場のほか、蒲田や川崎などの歓楽街が点在し、コロナ前はとくに、夕方以降になると酒に酔った客も少なくなかった。もちろん、迷惑客には「毅然とした態度で臨む」のが鉄道各社共通の方針だが、“京急ならでは”のこんなエピソードもある。

「2013年、京急横浜駅構内でキセルをした男が、声をかけた20代の女性駅員に暴行。顔面を殴打された女性駅員が“何をするんですか!”と男を背負い投げし、確保したニュースが話題になりました。柔道の有段者だったようですが、迷惑客を駅員が“返り討ち”にした話は他に聞いたことがない」(鉄道ライター)

 こうしたエピソードが“京急らしさ”のイメージを増幅しているようだ。鉄道各社の「ドア閉まります」の車掌アナウンスが、京急ではその勢いのあまり「ダァッ、シエリイェス!」になる──といったネタにされているのも、バンカライメージが定着しているからだろう。

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