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ワクチン、半年後には4~5社から選べる状況 3回目接種でどう選べばいいか

NEWSポストセブン / 2021年9月19日 7時5分

 さらに、日本の医薬品メーカーが作るワクチン、いわば“国産ワクチン”も早ければ来年3月までに実用化される。

 どのメーカーでも打っていいとなれば、半年後の来春ぐらいには4~5社の中から「選べる」状況になるのだ。

 ひと口にワクチンといっても、さまざまなタイプがある。

 日本で接種が進んでいるファイザー製とモデルナ製のワクチンは「mRNAワクチン」と呼ばれ、ウイルスの遺伝子情報を体に打ち込んで免疫反応を引き起こす「抗原」を作らせるしくみだ。

 アストラゼネカ製のワクチンは人体に無害なウイルスを“運び屋(ベクター)”に使い、新型コロナのスパイクたんぱく質(コロナウイルスのトゲトゲの部分)の遺伝情報をヒトの細胞へと運ぶもの。ベクターを介して細胞の中に入れた遺伝子によって免疫が作られることから「ウイルスベクターワクチン」と称される。

 中和抗体のレベルをより高め、より感染や重症化を防ぎたい人は、このアストラゼネカ製を選ぶのも一手だ。

(※ 中和抗体とは、新型コロナウイルスのスパイクたんぱく質に結合し、感染を防ぐ働きをする)

 一方、最先端の免疫法として実績を上げているのが、遺伝子組み換え技術を使って合成したコロナウイルスのたんぱく質を打ち込み、免疫反応を呼び起こす「遺伝子組み換えたんぱくワクチン」だ。

 mRNAワクチンでは、体内で「抗原」を作るため、必要以上の抗原ができてしまい、強めの免疫反応が生じる可能性がある。これに対し遺伝子組み換えたんぱくワクチンは、すでにできた抗原を注入するため必要以上の抗原が作られにくく、副反応が抑えられることが期待されている。

 来年初めから供給される米ノババックス製のワクチンは、このタイプだ。2回目接種でつらい副反応を経験した人は、副反応が穏やかだと考えられるノババックス製を選択肢の1つに考えてもいい。

 さらに、日本の“ワクチン開発レース”の先頭を行くシオノギ製薬も、ノババックス製と同じタイプの生産を目指している。

「シオノギ製の国産ワクチンは昨年12月に国内で第1、第2段階の臨床試験を開始し、早ければ来年3月までに実用化される可能性があります」(一石さん)

 国産ワクチンを選ぶのには、こんなメリットもある。

「国産ワクチンであれば、有効期限や輸出許可などの問題がなく、年に1回程度の接種分は今後、安定的に供給されるでしょう」(大阪大学大学院寄附講座教授森下竜一さん)

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