約4000人いる国会職員 国家公務員法の適用を受けない特別職

NEWSポストセブン / 2013年2月4日 7時0分

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開会式で天皇陛下を迎えるときなどに開けられる議事堂中央玄関扉

「開扉(かいひ)!」──。衛視が号令すると、普段は閉ざされた中央玄関の扉がいっせいに開かれる。衛視の警備の中、衆議院議長は、開会式に出席する天皇陛下を迎え入れる。憲法で「国権の最高機関で唯一の立法府」と定められている国会の幕開けである。

 この号令を発する衛視を含め、国会では、議会を円滑に進行するため、多くの裏方たちが奔走している。約4000人いる国会職員たちである。彼らは、議員の国会での活動を補佐する国家公務員であり、国家公務員法の適用を受けない特別職である。仕事は大きく分けて、会議運営と警備の2つである。

 本会議の運営を受け持つのが議事部だ。国会で審議される法案は、まず議案課が窓口になる。ここで、手続き上必要な要件を満たしているのかなどをチェックし、その後、議長の決裁を受けて初めて法案が提出された状態となる。

 本会議が法規や先例にのっとって運営されるようにサポートするのは議事課の仕事だ。本会議前には質疑応答などをとりまとめ、議長が議事進行の参考にするための発言要旨をまとめた「次第書」を作成する。

 だが、審議は想定通りに進むとは限らない。法案の強行採決や緊急動議の提出など不測の事態にも対応できるよう、常に何通りものシミュレーションを行なって準備を進める。また、本会議が深夜に及べば、職員はその間ずっと議長の議事進行を補佐し続けなければならない。

 この議事部以外にも、委員会を補佐する委員部、議員のために法案の論点整理や関連資料を用意する調査部、議員立法を手助けする法制局など、その仕事は多岐にわたる。

撮影■太田真三

※週刊ポスト2013年2月15・22日号



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