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医師が選ぶ「私が飲んでいる&飲みたい」頭痛薬、解熱鎮痛薬とは?

NEWSポストセブン / 2021年11月3日 16時15分

総合内科専門医で頭痛指導医である秋葉原駅クリニック院長の大和田潔医師

「薬を飲まずに暮らす」──。誰しも願うことだが、体調や基礎疾患によっては何も飲まないわけにもいかない。では何を飲めばいいか。これまで「薬は減らせる」と語ってきた名医たちが、いま服用している薬、今後“飲みたい”と語る薬を実名で紹介する。

頭痛薬は処方する前に「脳卒中」を検査する

 総合内科専門医で頭痛指導医である秋葉原駅クリニック院長の大和田潔医師が、経験をもとに自ら飲みたいと考えている頭痛薬はなにか。

「わざわざ頭痛外来を訪ねる患者さんの多くは、市販の痛み止めでは治らないためいらっしゃいます。

『とにかく痛み止めを』と望まれますが、まずは薬の前に脳卒中でないかを確かめます。画像診断で異常がなければイミグランを片頭痛の第一選択肢にしていますね。内服や点鼻が使え、片頭痛の急性期症状を和らげるのに効果的です」

 また大和田医師は、日常的な症状を抑える薬として2つの市販薬の名前を挙げた。

「吸収のいいピロリン酸第二鉄を含み貧血を改善するファイチは、別の鉄化合物の処方鉄剤に比べて吐き気や胃の不快症状がなく、月経のある女性、妊婦や高齢者でも服用しやすい。

 第一三共胃腸薬錠剤Sはロートエキスフリーなので緑内障でもよく、ナトリウムもないので塩分を気にする高齢者にも使いやすい。生薬と消化酵素が含まれますが、これも市販薬ならではの配合です。処方薬の胃酸を抑える薬のほうは、胃の殺菌作用を下げるので有利な面もあります」

身近な解熱鎮痛薬は効き目より安全性優先

 内科医の谷本哲也医師(ナビタスクリニック川崎)は風邪症状が出た時に、去痰剤のムコソルバンをよく飲んでいる。

「特に風邪をひいた時に痰が絡むことがあるのでよく服用します。標準的な治療薬として子供からお年寄りまで使われる安全性の高い薬です。

 喉の痛みがある時は解熱鎮痛薬のカロナールです。薬の効き目や切れ味がより強い解熱鎮痛薬もありますが、副作用として腎機能の低下や胃腸の粘膜が傷ついて消化性潰瘍が起こる可能性もあるため、私自身が飲む場合も患者さんに処方する場合もカロナールを優先的に使用することが多い」

 そんな谷本医師が今後生活習慣病に罹った場合は、どんな薬を選ぶのか。

「生活習慣病薬は20年、30年と付き合うものなので、短期データしかない新薬ではなく、昔から定評のある薬、ジェネリックでも手に入りやすい薬を選びます。

 糖尿病治療薬なら第一選択薬のメトグルコ、脂質異常症治療薬ならスタチン系のメバロチン、抗血小板薬ならバファリンです。バファリンはがん予防に繋がるという報告もあり、その点も期待できます」

※週刊ポスト2021年11月12日号

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