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「甘利氏敗北・維新躍進」で菅義偉氏復権へ 自民党内で「再登板待望論」も

NEWSポストセブン / 2021年11月1日 16時15分

小選挙区で敗北、1か月前に就任したばかりの幹事長ポストを手放すのか

 衆議院議員総選挙は自民党が単独過半数を維持したものの、大物議員の落選が相次いだ。なかでも甘利明氏は小選挙区で敗北し、比例で復活したものの幹事長辞任の意向を伝えているという。自民党関係者は、これにより菅義偉・前首相が再浮上する可能性が出てきたと指摘する。

「菅さんは今回の総裁選で河野太郎さんを支持しましたが敗北し、同じく河野支持に回った小泉進次郎さんとともに、冷や飯を食わされることになった。一方、同じ神奈川選出の甘利さんは麻生派の跡目争いで河野さんと争っていることもあり、河野さんではなく岸田(文雄)さんを応援し、その論功行賞で幹事長の座を射止めました。これにより“神奈川のドン”の座は菅さんから甘利さんに移ったように見えましたが、今回の選挙で情勢は変わった。

 菅さんは支持率の低下で退陣に追い込まれたため、今回の選挙では苦戦が予想されましたが、自身が久々に地元・横浜入りしたこともあり、盤石の勝利を収めました。地元有権者からは、『コロナで状況が悪かっただけ』『菅さんは口下手なだけで、やるべきことはやっていた』と同情の声も上がっていた。甘利さんが幹事長になったことで、過去の金銭問題が蒸し返され批判を浴びたのとは対照的です。菅派の河野さんや進次郎さんも、党内の冷遇にもかかわらず圧勝した。少なくとも神奈川県内においては、菅さんと甘利さんのパワーバランスが再逆転するでしょう」

 加えて菅氏復権を後押しするのが、気脈を通じる日本維新の会の躍進である。維新は同党副代表の吉村洋文・大阪府知事が「岸田さんのやり方で日本が成長するとは思わない。世界との競争の中では内向きの思想では衰退する」と批判、馬場伸幸・幹事長は岸田首相が3A(安倍晋三氏、麻生太郎氏、甘利氏)の影響下にあることを「四人羽織内閣なのではないかと国民の目に映っている」と揶揄するなど、岸田政権を批判してきた。菅政権時代の協力姿勢とは対照的だ。

「維新が菅政権時代に比べて自公政権と距離を取るようになったのは明らか。自民の議席減、維新の議席増により今後、岸田政権は維新に頼る局面が増えてくる。そうなれば、自民党内では維新にパイプを持つ菅さんの存在感が再び増すでしょう。

 今回の選挙では、投票の理由に『景気・雇用対策』に次いで『新型コロナウイルス対策』があがりました。つまり、菅政権時代のコロナ対策が遅まきながら有権者に評価されたという見方もできる。党内には、『信任を得たのは岸田政権ではなく菅前政権だ』との声もあり、菅さんの周辺では『安倍さんも第一次政権では失敗した。菅さんにも再登板のチャンスがあるのでは』という期待まで生まれている。今後の党運営や来年の参院選の結果次第では、再登板説が浮上するかもしれません」(同前)

 今回の衆院選を受けて、自民党内のパワーバランスが大きく変わろうとしている。

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