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中国著名ジャーナリストが秘かに投獄される トウ小平一族と関係も

NEWSポストセブン / 2021年12月5日 7時15分

裁判は秘密裏に行われていたか

 中国共産党系出版部門の大手企業代表などを務めた著名なジャーナリストが今年2月、秘密裁判で懲役8年の実刑判決を受け、現在、北京第2刑務所で過酷な強制労働を課せられていることが明らかになった。彼はかつての中国の最高実力者、トウ小平氏の孫娘と結婚した元大手保険会社会長と密接な関係があり、元会長が政治的な問題で逮捕されたことでトラブルに巻き込まれ、投獄されたとみられる。米国を拠点とする中国問題専門ウェブサイト「多維新聞網」が報じた。

 このジャーナリストは国有の出版・投資・管理サービス会社「北京文化投資発展グループ」の総経理(社長)や同グループの中国共産党委員会副書記を務めていた戴自更氏(58)。

 戴氏は知識人や文化人向け新聞「光明日報」の広東省支局長を経て、ネットメディア「北京新聞」を創刊し発行人兼総経理を務めた。同新聞が中国政府によって買収されると、同グループの総経理に横滑りし、中国のメディア界に一定の影響力を誇っていた。

 戴氏は同グループ総経理在任中、中国の保険業界大手で、積極的に海外投資を行っていた安邦保険グループの呉小暉会長と親交を得て、ビジネスに乗り出し、巨額の富を得たと伝えられている。

 呉氏はトウ小平の孫娘である卓蘭氏と結婚し、党中央の要人と密接な関係を築き、ビジネスに便宜を図ってもらっていたといわれる。しかし、その党の要人が習近平国家主席による反腐敗闘争により、汚職問題で逮捕されると、呉氏も2017年6月9日に中国当局に逮捕され、2018年5月に「詐欺・横領」などの罪で懲役18年の実刑判決を言い渡された。

 戴氏も呉氏の犯罪に連座したとみられ、2018年末に逮捕された。2021年2月22日に、北京第1中級人民法院は戴氏に懲役8年、1600万元の資産没収の判決を下した。この裁判は秘密裏に行われており、公表されていない。これはトウ小平一族の名誉を守るとの判断が働いたためとみられる。

 最近になって、戴氏の親族がインターネット上で、戴氏が北京刑務所に服役していることを公表。それによると、戴氏は北京第2刑務所で「集中的な再教育」を経て、現在は1日7時間もの強制労働を課せられていることや、長時間座っているために足が腫れるなど、健康がすぐれず、作業のノルマをこなすことができず、看守による暴行を受けることが日常化しているなど、悲惨な現状を嘆いているという。

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