大腸がん患者94人中8人完治 “済陽式食事療法”8の原則

NEWSポストセブン / 2013年2月24日 7時0分

 現代医学におけるがん治療の3本柱は、手術・抗がん剤・放射線治療である。しかし、末期がんともなれば治癒率は低く、再発のリスクもある。そんななか、末期がん患者の治癒改善率がなんと64%、根治術後、食事療法を行なった人の再発率はわずか8%という驚くべき実績を挙げているのが「済陽(わたよう)式食事療法」である。2012年には、大腸がん94の症例のうち、8件が完全治癒、54件が改善したとの実績もある。西台クリニック院長の済陽高穂氏に、がん体質の改善法を訊いた。

 済陽式食事療法が生まれたきっかけは、挫折だった。

「10年ほど前、都立病院で1994年から2002年までに行なった消化器がんの手術1406例の術後成績を調べると、5年生存率は52%。実に48%の患者さんが5年も経ずに亡くなられていた。手術という身体に大変な負担を強いる治療を受けても、その半分しか助からないという現実に愕然とし、無力感に打ちのめされました」(済陽氏・以下「」内同)

 一方その頃、済陽氏は「奇跡の患者」に出会う。末期の肝臓がんで余命3か月と宣告されたその人は、自宅療養していた1年半でがんの病変が消えていたのだ。

「驚いてその患者さんに尋ねると、奥さんが毎朝、野菜ジュースを作り、昼も夜も5種類以上の野菜、果物を食べさせ、白米を玄米にし、1日1回はキノコ、根コンブ、ハチミツ、納豆を食べさせてくれたというんです」

 他にも、食事の工夫で晩期がんが根治した数人がいたことから、済陽氏は食事療法の研究に打ち込み、済陽式食事療法を編み出すに至ったのである。

 がんを引き起こす要因として、済陽氏がこれまでの研究や臨床経験から注目したのが、【1】塩分過剰、【2】エネルギーを産出するクエン酸回路の障害、【3】血液中の活性酸素の過剰、【4】動物性タンパク・脂肪の代謝障害の4つである。

「がんは誰もがなる生活習慣病で、その原因の80%は食事にあるのです。4つの要因を防ぐための食事は、すでにがんができている体や、再発の危険性が高い体に有効であると共に、がん予防にも効果的なのです」

 以下、済陽式食事療法の「8つの原則」だ。

●塩分を限りなく少なく
●動物性タンパクと脂肪の摂取を止める
●新鮮な野菜と果物を大量に摂る
●玄米・豆類・芋類を摂る
●乳酸菌と海藻、キノコ
●ハチミツとレモンは必須
●油はエゴマ、オリーブオイルを
●自然水を飲む

 日本人の3人に1人ががんで亡くなっている時代。一日でも早く食生活を変えるべきである。

※週刊ポスト2013年3月1日号

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