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いかにして聞きにくい話を聞き出すか ベテラン著者がコツ語る

NEWSポストセブン / 2013年2月17日 7時0分

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バハマでイルカと泳ぐだけのためのツアーに参加したのは44歳の時。

フリーランスでライターや編集をするにあたり、重要なのは「人の話を上手に聞き出す」ことです。これまでに約200冊の書籍を作ってきた著述家・編集者の石黒謙吾さん(52)がこれまでの仕事をいかに能動的に作ってきたか、を描く新著『7つの動詞で自分を動かす ~言い訳しない人生の思考法』(実業之日本社)では「うまいインタビューアーはスーッと心を開かせます。それは自分の心をどんどん先に開いていくから」という項目があります。

石黒さんはいかにしてこの結論に至ったのでしょうか。その秘訣を聞いてきました。

――取材をする時、聞きにくいことを話してもらうにはどうすればいいのでしょうか?

石黒:相手を気持ち良くするとか、激しく聞くとか様々な方法論はありますが、もう一つ重要なのは、カッコ悪いところを出すこと。これで親近感を持ってくれると思いますよ。合コンで女性がいきなりビールをこぼしたりしたら、親近感持ちませんか? なんだか「オレがこのコを助けてあげたい!」とかなりません? 

いや、別に露骨に計算する、とかじゃないんですけど、「自分はこの程度の人間ですよ! 全然たいしたことありません!」という姿勢を見せると、相手はあなたに親近感を持って色々と話してくれるのではないでしょうか。

自分を高いところに持っていくと、イチローみたいになるんですよね……。僕はイチローを野球選手としては本当に尊敬していますし、大好きなんですけど、唯一喋り方だけが苦手です。あまりにもカッコ良すぎるし、本音を言っていないように思えるのです。これってかつての三浦カズみたいなのですが。たとえば、2009年のWBCで不調だった時、せめてバントでも??、とバントをするも失敗したことについて「心はほぼ折れかけていた」って言いました。

これがどうも違和感があったんですよ。心が折れないためには倒れればいいだけなのです。横になれば途中で折れないのに、プライドがあるから「折れる」と言ってしまうのです。その「高みに立っている感」をイチローから感じるのですね。もちろんあれほどの選手だから高みに立つのはいいんですよ。

でも、そんなに無理しないでいいじゃん! なんて思うのですね。しかも、イチローはバント失敗の後についにヒットを打っており、これってもう「復活」を意味し、それまでの不調が帳消しになったのです。本当にヘコんでいる時ではなく、復活を遂げた後の取材の段階で「心はほぼ折れかけていた」と言ったところも、やや苦手なところです。

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