日本より安全と思われていたグアム 治安悪化し薬物売人も

NEWSポストセブン / 2013年2月26日 7時0分

 グアム随一の繁華街・タモン地区で起きた無差別連続殺傷事件。犠牲となった杉山利恵さん(享年28)と祖母の上原和子さん(享年81)は、杉山さんの弟の結婚式に参列するため親戚24人とともにグアムを訪れていた。

 2010年、1年間にグアムで起きた殺人事件の数はわずか3件。今回のグアムでの惨劇が衝撃を与えたのは、そんな「日本より安全」と思われていた場所での出来事だったことも関係している。

 今回の事件が示したように華やかな観光地には暗い闇が潜んでいる。現地に長く在留する日本人男性が声を潜めてこう語る。

「生活していて私自身は身の危険を感じたことはありません。とはいえ、犯罪はゼロではありませんし、近年、収入格差の広がりから治安の悪化が心配されていました。

 なかでも日本人を狙った窃盗事件は頻発しています。日本人はお金を持っていると思われていますし、深夜にひとりで出歩いている人も多いですからね。また、道を歩いていると、薬物を買わないかと持ちかけられたという話も旅行客の人から、よく聞きますね」

 ちなみに2010年の年間窃盗事件の件数は2672件。強姦事件は40件、傷害事件は252件、薬物事件も130件起きている。治安がいいとはいえ、そこは右も左もわからない海外。日本国内にいるときよりもトラブルに巻き込まれる確率は高いはずだ。

「平和ボケ」に陥りがちな日本人に観光ジャーナリストの千葉千枝子さんが警告する。

「日本人が多いからといって過信は禁物。夜のひとり歩きは厳禁ですし、いつでも思わぬ危険に襲われる可能性があることを肝に銘じるべきです」

※女性セブン2013年3月7日号

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