ソーシャルメディアも恋愛も使い分けるべきとネット専門家

NEWSポストセブン / 2013年2月24日 7時0分

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ソーシャルメディアも恋愛も使い分けるべきと濱野智史氏

 mixi、Twitter、Facebook、LINE…。次々とあらゆるSNSが登場しているが、乗り換えたり、複数を使い分けたりしている人も多いのではないだろうか。そんななか、ここ最近よく聞くのが、SNSを頻繁に閲覧することや、情報の氾濫、自分の情報が可視化されることなどによる“ソーシャル疲れ”だ。日本のネット事情に詳しい社会学者で批評家の濱野智史さんに、こうした“ソーシャル疲れ”や、炎上、いじめ問題、恋愛事情の変化など最新ネット事情について解説してもらった。

――今“ソーシャル疲れ”している人が多いようですが?

濱野:2003年くらいにmixiが流行り始めたころは“mixi疲れ”と言われてましたし、このトピック自体、2000年代前半にSNS的なものが出てきたころから言われていることなんですよね。最近よく聞くのは、みんなTwitterやFacebookといったSNSに疲れてきて、少数の気心の知れた人だけで気軽に話せるクローズドなLINEに逃げている、という話。ただこれは、Twitterが出てきたときも「mixiより気楽でいい」と乗り換える人がちらほらいたのと同じ。要は「SNS疲れ」というのはどこでも起こる普遍的現象なんです。

――社会的にいじめが問題になっていますが、SNS上のいじめってあるんでしょうか?

濱野:重要なのは“いじめ”というよりは、“いじり”ですよね。SNS上で、ていのいいキャラの人をいじって、コミュニティの一部で笑いが起きる。それがある種暴走して過激化するのがいじめだと思うんですよね。でもキャラいじりというのは、毎日テレビ番組などで面白おかしくやっていて、完全に文化になっている。今やお笑い芸人だけではなく、一般の職場でも教室でも誰だってやっている。

 キャラいじりでもしないとコミュニケーションが成立しないわけです。これは根深い問題だと思います。キャラいじりというのはいい方向に行くと人気が出るし、目立てるわけです。キャラいじりを引き受けられる人は「強キャラ」になれるけれど、耐えられないといじめになるわけですよ。これは根が同じで表裏一体なので、片方だけだめで片方だけOKと言って片付けられないと思います。

――ネットの発達によって恋愛事情も変わったのでは?

濱野:SNSの特徴は、人間関係の距離感がむちゃくちゃ測れるようになったことにあります。普通はリアルな空間で話すときに、目配せとかスキンシップとか、そういう「言葉には現れない部分」で好奇心や好きの度合いを測ることが恋愛の入口になるわけじゃないですか。

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