「ウィン-ウィン」「空気を読め」という言葉が嫌われる理由

NEWSポストセブン / 2013年2月24日 7時0分

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昨年末。51歳にして金髪に。豆柴センパイ、捨て猫だったコウハイと

これまでに200冊近くの書籍の制作に携わってきた著述家・編集者の石黒謙吾さん(52)。 新著『7つの動詞で自分を動かす ~言い訳しない人生の思考法』(実業之日本社)では「能動的な動詞」で行動するススメを説きます。

 たとえば「結ぶ」の章では「『つながろう』と煽るだけで気分よくなっていた人、被災地に行って本当に『結んだ』人」という項目があります。そして、同書では「言葉」についても様々な考察があります。「結ぶ」と「つながる」の違いについてはこうあります。

“「結ぶ」――自分の両手で2本のヒモをぎゅっと二重に固結びして、さらにぎゅっぎゅっと両端を引っ張って強く締め上げてるさま。「つながる」――ちょっと離れたところに2本のヒモがあり、通りすがりの人がそれに気づいて、軽く両端をくっつけて行ったのを見ているさま。 どうでしょう。もうおわかりですよね。他人任せか、自分でがっつり関わるかの違いです。”

 こうわかりやすく「言葉」について解説する石黒さんに「嫌いな言葉」について聞いてみました。石黒さんは「ウィン-ウィン」という言葉が嫌いなのだそうです。

“我欲の深い人同士が手を結んでいるような印象を受けるから。戦争で弱い国を叩きのめそう、オレが勝つからオマエも勝とうぜ。弱いやつはいらない、と大国が手を組んでいるイメージ。僕なら『イーブン-イーブン』と言いたい。同じ分ずつ、分け合う、勝ち負けという概念なし、という感じで。誰が誰にも勝たなくていいじゃないですかと思う。”(『7つの動詞で自分を動かす ~言い訳しない人生の思考法』より)

――ほかにどんな言葉が嫌いですか?

石黒:「空気を読む」ってイヤな言葉ですよね~。僕が嫌いな言葉は、根本的に、後ろ向きな言葉。たとえば僕は草野球を年間40試合やってますが野球のプレー中、ネガティブなことを言うのが嫌いなんですよ。

「ダメじゃん!」みたいなことをエラーした人に言うのは意味がない。デメリットあってメリットゼロ。自分のチームで勝ちにいってるのに、バカじゃないかと思う。エラーを次にしないためには、もっと具体的なアドバイスをしなくてはいけません。たとえば「さっきのグラブの出し方はボールを落としやすいよ。グラブは下から出した方がいいからさ」とか。次に繋がるプラスに作用する言葉です。「何やってんだよ!」とか「気合入れようぜ!」とかは意味がなく、本人を委縮させるだけです。次の行動に繋がらない言葉が嫌いですね。

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