『最高の離婚』『夜行観覧車』は録画視聴の方が多いとの調査

NEWSポストセブン / 2013年3月5日 7時0分

 いまや視聴率30%を超えるテレビドラマなど滅多にない。『家政婦のミタ』のように、松嶋奈々子演じる主人公の特徴的な決めゼリフが話題を呼んで、伝説の視聴率(最終回が平均40%)を残すドラマもあるにはあるが、ほとんどの作品が10%台をさまよい、一ケタ台に沈めば打ち切り説まで流れる。

 現在放送中の連続ドラマも例外ではない。30代の未熟な結婚観を通して「夫婦とは何か」をコミカルに描く『最高の離婚』(フジテレビ系列/木曜22時~)は、第8話までの平均視聴率は11.9%。また、高級住宅街に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件の真相を明らかにしていく『夜行観覧車』(TBS系列/金曜22時~)は、第7話までの平均が11.4%と、いずれも好調とは言い難い。

 しかし、両番組とも「次週の展開が気になる」と視聴者の話題性は高く、10%そこそこの低視聴率に喘いでいる要因がよく分からないと嘆く番組関係者は多い。

 そこで、出てきたのがビデオリサーチ社調べの視聴率の“妥当性”である。

「朝日新聞が『最高の離婚』と『夜行観覧車』は録画再生率も含めると実質視聴率は30%に達するのでは? と報じたことから業界内は混乱しています。夜10時からの番組は録画して見ている若年層も多いため、その数字を加えないまま“つまらないドラマ”との烙印を押されるのは納得いきません」(ドラマ制作会社社員)

 視聴率は番組視聴者からの人気を測る尺度であると同時に、テレビ局にとってはスポンサーのCM料金に直結する指標。録画視聴までカウントして数字を上げても、CMはスキップされるから広告主には響かない――というジレンマが現場に歪みを生んでいるのだ。

 では、実際に2番組の録画数はどの程度あるのか。当サイトではウェブによる個人調査「テレビウォッチャー」で各番組の“質”を測っているデータニュース社の協力を得て確かめてみることにした。

 同社が20歳以上の男女3000人のサンプルから抽出したデータによると、『最高の離婚』(2月22日放送回)を見たと答えた「接触者数」は155人で録画数は185人。一方、『夜行観覧車』(2月21日放送回)は接触者数が179人で録画数は210人と、いずれも接触者数より録画数のほうが多い結果となった。ちなみに、両番組と同程度の視聴率だった『行列のできる法律相談所』(2月24日放送)は、接触者94人で録画数はわずか31人だった。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
NEWSポストセブン

トピックスRSS

ランキング