auアプリ使い放題「スマートパス」500万人突破 好調の背景

NEWSポストセブン / 2013年3月15日 16時0分

KDDIの提供しているサービス、「auスマートパス」が好調だ。今年3月2日には、2012年3月のサービス開始から1年で、会員500万人を突破したことを発表。500本以上のアプリが月額390円で取り放題のほか、不正なアプリのインストール防止に加え、フィッシング詐欺など危険なサイトへのアクセスをブロックするセキュリティ対策アプリを提供するといった安心サービスも備えていることが、広く支持されている。

スマートフォンの普及がすすみ、アプリ市場は活況。ゲーム会社などがアプリ開発をすすめるなか、キャリアがアプリに対するサービスを充実させることについて、「auスマートパス」のサービス担当者に話を聞いた。

■当初は赤字覚悟のサービス展開

ユーザー数が順調に推移している理由として、サービス担当者「サービス開始当初から、KDDIがリスクを負って原資を提供することで、アプリ提供事業者にとっても負担の少ないビジネスモデルを用意したことで、サービスの漕ぎだしをスムーズに行うことができた」と説明する。結果、せっかくスマートフォンを使うならアプリを楽しみたいのに、「どう選び」、「どう使っていいかわからない」という利用者のアプリ利用のハードルを下げ、幅広いラインナップを揃えた“お得感”と“利便性”を示すことができ、契約者の増加につながったのだ。

■キャリアとして、今後はセキュリティ対策にも注力

とはいえ、アプリなら何でもいいというわけではない。

「スマートフォンシフトに伴い、『スマートフォンをどう使っていいのかわからない』、『不安がある』といった漠然とした不安感を抱くお客様が当初より増加しています。

今後より多くの方がスマートフォンを使われるようになる時代において、このようなキャリア発信による“セキュリティがしっかりしている安心感のある公式サポートサービスの重要性はさらに高まっていくことが予想されます。キャリアが推奨するアプリは、お客様に提供を行う前に、コンテンツ自体の企画内容が一定の面白さを持っているかを審査したり、お客様の意図しないログを送信していないかなどのチェックを行っています」

■今後の戦略は「キュレーション&レコメンド」

2月におこなわれたオリコンDD調査では、スマホを満足に使いこなせない「(仮)スマ層」が52.4%と過半数にのぼることが判明。スマホへの満足度が高いユーザーとの間には、アプリの使いこなし度に違いがあり、半数はスマートフォンにもどかしさを感じていることが明らかになっているが、これは、スマートフォンの普及で、人々の欲求が「スマートフォンが欲しい」から、「スマートフォンで何かがやりたい」ステージに移ってきているからかもしれない。サービス担当者によれば「最新の利用動向では、スマートフォンを長時間利用する人が増え、“節電アプリ”などが非常に人気がある」そうで、ユーザーのスマホ活用ニーズがうかがえる。

今後について、サービス担当者は「これからさらにリテラシーの高くない方もスマートフォンに移行する時代になっていきます。今後は単純に500個のアプリを用意し並べて待っているだけでなく、その人その人に適したオススメ情報を提示するキュレーション&レコメンドといった、我々からのご提案をより強化していきたいです」と語る。

スマートフォンアプリ市場の規模は、2011年は82.2億円。矢野経済研究所では、2012年が139.9億円(前年比170%)、2013年の予測が205.8億円(前年比147%)と急成長するアプリ市場であることを指摘。キャリアにとっては、今後さらにスマートフォンを「どう使ってもらうか」が問われることになる。

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