ダウン症の息子を殺した男の苦悩を通し生命の価値を問う小説

NEWSポストセブン / 2013年4月4日 16時0分

【書籍紹介】『慟哭の家』(江上剛/1680円/ポプラ社)

 妻と28才のダウン症の息子を殺して自殺するも、死に切れなかった押川透。死刑を望む押川の弁護を引き受けた長嶋は、障がいを持つ子供を育てる家庭が直面している厳しい現実を知ることになる。

 現在は、出生前診断で胎児の異常が発見できるほど医学が発達している。そんな時代だからこそ、障がいを持つ息子を愛ゆえに殺した押川の苦悩を通して、命の価値や生きる意味を問う本書のテーマを真摯に受けとめる必要がある。

※女性セブン2013年4月18日号

NEWSポストセブン

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