息苦しいママ友関係 メールは3分以内で返信がルールの例も

NEWSポストセブン / 2013年4月9日 7時0分

 子供たちが胸躍らせて迎える、入学シーズン。この時期は、ママたちにとっての大切な人間関係のスタート地点でもある。同い年の子供を持つ親同士のつきあい、いわゆるママ友関係が同時に始まるからだ。

 最初ママ友づきあいだったのが、知らず知らずの間に“格付け合い”に巻き込まれてしまっているという。互いに格付け合うことで生じるママ友間の「格差」。それが特に近年苛烈さを増し、ヒンドゥー教にまつわる身分制度「カースト」になぞらえて「ママカースト」と呼ばれるほどだ。

 野球チームの“エースで4番”同様に、受験ママグループではいちばん成績が良い子の親が、社宅ママグループでは夫の役職がいちばん上の妻が、ボスママであったりする。

『ママ友のホンネ。』(ぶんか社)などの著書があり、100人を超えるママ友がいるという漫画家・又野尚さんによると、今どきの母親の多くは、こうした格付けや上下関係を意識し、相手を刺激しないよう自らの“ランク”に伴った行動をとるのだという。

 というのも、自らの“立ち位置”を自覚していない母親は、グループ間で嘲笑の対象にされることがあるからだ。

「美人で上品な奥さんなんですが、グループのなかで“自分の子がいちばん優秀”と思い込んでいるかたがいました。子供の塾の成績やスイミングの成績、鉄棒ができるかどうか、そういうところをすごく気にしているわりに、子供の成績が伴わず、だいたい他の子より下。

 階段を上がるときに、英語の練習だといって“ワン、ツー、スリー”と、子供にわざわざ言わせていたときには、“何なの、この人”と周囲の反感を買っていましたね」(又野さん)

 ママ友社会で上手に立ち回るには、グループの“空気”を読む必要があるという。

 しかし、それが緊密すぎる関係を生み出し、息苦しさにつながることも少なくない。エッセイストの鳥居りんこさんは、ママ友づきあいでの「メールの3分ルール」に悩まされた経験があるという。

「専業主婦のグループにいたときのことです。おしゃべりで“メールってだいたい何分くらいで返す?”という話題になったとき、ボス格のママから“3分以内だよね”というセリフが…。それ以来、メールは3分以内に返事を返さないと“失礼”という暗黙のルールができあがってしまいました。なかには、こうしたママ友関係に耐えられず、精神的に追い詰められ、ノイローゼ気味になって引っ越したママまでいると聞いたことがあります」

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