猪瀬都知事のトルコ批判発言 イスラム圏SNSでは騒動継続中

NEWSポストセブン / 2013年6月2日 16時0分

 インターネット上に転がっている、ニュース&小ネタの正しい読み解き方とは? 今回の案内人は、ブロガー・投資家の山本一郎さん。山本さんが、猪瀬都知事のオリンピック招致に関連したトルコ批判発言について解説します。

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 猪瀬直樹東京都知事が、悲願である東京五輪招致を目指してニューヨークで取材を受けた内容が物議を醸したのは4月下旬のことでした。単純に、候補地として競合しているトルコのイスタンブールについて、イスラム圏であることやトルコの国情を馬鹿にする傲慢発言をしたことがそのままニューヨーク・タイムズの紙面に載ってしまったからなんですが。

 当然のように、日本のネットだけでなく、英語圏、イスラム圏からもこの猪瀬さんの暴言が繰り返し取り上げられ続けています。日本のネットユーザーは数日もすると飽きて次のネタに移って鎮静化するのですが、イスラム圏はそうではないようです。

 何しろ、オリンピック精神にイスラム国は相応しくないという読み方もできてしまうため、猪瀬さんがいくら陳謝し、トルコ政府やIOCが謝罪を受け入れたとしても、やはりトルコ人からすると「なんだあいつ」という気持ちはくすぶるのでしょう。

 facebookにて英語で発言している人たちは今なお粛々と抗議の言葉を並べていますし、Twitterでも橋下大阪市長の“従軍慰安婦は必要だった”発言と絡める形で日本の政治家の見識を糾す書き込みで触れられ続けています。

 彼としては迂闊だった、余計なことを言ってしまったと反省しているのでしょうが、猪瀬さんはご自身の著書で、世界で通用する共通のルールを知らなければ、対話は成り立ちませんと説いておられます。なかなかできないことだから、あえてそう書き綴ったんでしょうかね。

※女性セブン2013年6月13日号

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