【ドル円週間見通し】黒田バズーカ砲第2弾を見極める展開に

NEWSポストセブン / 2013年6月9日 16時0分

 投資情報会社・フィスコ(担当・小瀬正毅氏)が、6月10日~6月14日のドル・円相場の見通しを解説する。

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 今週のドル・円は、日本銀行金融政策決定会合で黒田バズーカ砲第2弾となる長期資金供給オペ(LTRO)が導入されるか否かを見極める展開となる。

 ドル高・円安材料としては、米国10年債利回りの上昇、東京株式市場の下げ止まり、長期資金供給オペ(LTRO)の導入。ドル安・円高材料としては、日本国債10年物利回りの上昇、東京株式市場の続落、長期資金供給オペ(LTRO)の導入が見送られた場合。

【年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用弾力化】
 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、運用資産の基本ポートフォリオ比率を変更した。国内債券は67%(乖離許容幅±8%)から60%、国内株式は11%(±6%)から12%、外国債券を8%(±5%)から11%、外国株式を9%(±5%)から12%へ見直された。

 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の2012年12月末の運用資産額は、111兆9296億円。内訳は、国内債券が67.3兆円(60.14%)、国内株式が14.5兆円(12.92%)、外国債券が11兆円(9.82%)、外国株式が14.4兆円(12.90%)。外貨建て資産へ最大限投資された場合、約10兆円規模の増額となることで、ドル買い・円売り要因となる。

【日本銀行金融政策決定会合】(10-11日)
 日本銀行金融政策決定会合では、日本銀行版「長期資金供給オペ(LTRO)」となる、期間2年以上の資金供給オペの導入が検討される。導入された場合は、国債市場の安定化要因、円安要因となる。

【日本4月の経常収支】(10日)
 日本の4月の経常収支は、3309億円の経常黒字が予想されており、3月の1兆2512億円の経常黒字が減少することが予想されている。経常黒字の減少は、ドル・円相場の下支え要因となる。

【日本の1-3月期国内総生産(GDP)改定値】(10日)
 日本の1-3月期国内総生産(GDP)改定値は、前期比年率+3.5%と、速報値と変わらずと予想されている。注目ポイントは、デフレーターが速報値の前年比-1.2%から改善しているか否かとなる。

【成長戦略の閣議決定】(14日)
 安倍内閣は、成長戦略第1弾、2弾、3弾を発表してきたが、14日に閣議決定する予定となっている。アベノミクス(財政出動策・金融緩和策・成長戦略)の材料出尽くしから、6月決算のヘッジファンドによる安倍トレード(日本株買い・円売り)の手仕舞いに警戒する展開となる。

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