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女子ゴルフ 初Vから連続優勝の竹田麗央(21) ダイヤモンド世代でも突出した“飛ぶのに曲がらない力”

NEWSポストセブン / 2024年4月23日 17時15分

2週連続優勝を果たした 竹田麗央(時事通信フォト)

「ダイヤモンド世代」の躍進が止まらない。2003年度生まれの女子プロゴルファーたちのことで、竹田麗央(21)が「フジサンケイレディスクラシック」で初日から首位を守って逃げ切り、2週連続優勝を果たした。前週の「バンテリンレディスオープン」でも勝利しており、初Vからの2週連続優勝は史上4人目の快挙となった。そのプレーを掘り下げていくと、“理想的”ともいえる強みが浮かび上がってきた。

 昨年のメルセデス・ランキング上位50位までの2024年シード選手のなかのダイヤモンド世代は、竹田のほかに神谷そら(21)、佐藤心結(20)、尾関彩美悠(20)、川崎春花(20)、櫻井心那(20)と5人いる。世代の中心たる川崎をはじめ、尾関、神谷、櫻井に続いて、竹田は5人目の優勝者となった。

 竹田は“ゴルフ一家”の出身で知られる。母はプロゴルファーの平瀬哲子(旧姓で登録)、叔母は1993年と1994年の賞金女王となった平瀬真由美(日本ツアー18勝、米ツアー1勝)で、父もゴルフショップを経営。母がコーチをするかたちで6歳からゴルフを始め、高校1年生の時には九州ジュニアで優勝している。それだけに、早くから大きな期待がかけられてきたが、優勝にはなかなか手が届かなかった。ゴルフ担当記者が語る。

「昨年は37試合に出場してトップ10が8回。メルセデス・ランキング22位で初シードとなり、今シーズンはいつ優勝してもおかしくない状況でした。開幕戦こそ予選落ちしたものの、2戦目からは5位、5位、6位、12位の成績で、このうち3試合が最終日最終組でのラウンドだった。優勝になかなか手が届かないことで、叔母の平瀬真由美プロからは『優勝は自然に来る。勝とうと思ったらすり抜ける』とアドバイスを受けていた。そうして手繰り寄せた初優勝でした」

振り切ることでボールをコントロール

 竹田の武器といえるのが、ドライバーの飛距離だ。2023年のドライビングディスタンスは258.91ヤードで2位。飛ばし屋の勲章ともいえるイーグル数9も2位で、パー5の平均スコアではツアー史上最少となる4.6300を記録している。

「ダイヤモンド世代」には“飛ばし屋”が揃っている。竹田が2位だった2023年のドライビングディスタンスで、1位を獲得したのは神谷そら(260.82ヤード)、3位は櫻井心那(258.59ヤード)だった。飛ばし屋ベスト3がいずれも「ダイヤモンド世代」なのだ。プロゴルファーの沼沢聖一氏が解説する。

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