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「東京文化」を愛する高田文夫氏が“文句なしの三羽烏”と評する【オードリー】【錦鯉】【三四郎】

NEWSポストセブン / 2024年5月9日 11時15分

関東漫才を支える“若手たち”(イラスト/佐野文二郎)

 放送作家、タレント、演芸評論家、そして立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、関東漫才を支える(高田氏から見て)若手たちについて綴る。

 * * *
 さすがに75歳ともなると少しは考えるネ。“放送”という仕事に携わっていると“人間国宝”にはなれないし“園遊会”にも呼ばれない。無冠の人生だ。横でカミさんが「いいじゃないの。貴方は“みうらじゅん賞”もらってるんだから」と不思議な慰め方をする。

 昨晩いい言葉が浮かんだ。多分永六輔も言ってないと思う。準備はいいですか。

「東京に生まれ、東京に育ち、東京で働き、東京で笑う。それがいつしか東京の文化となる」

 どうです? 私が生きてきた道が、笑わせてきた道が東京の文化となり、ひいては江戸の文化となるのです。イヨッ蔦屋重三郎。談志とたけしと爆笑問題と……一緒に歩んで来た道がまさしく東京の文化となるのです。

 いま“東京漫才”は爆問、サンドウィッチマン、ナイツがガンガン引っぱっていってくれてるので少し安心です。一時“関東漫才”の灯が消えそうになったこともありましたから。渋谷で生まれたこの少年は小さい時から「落語」と「漫才」と「コント」と「喜劇映画」が大好きでした。

 だから新しい“笑い”を生み出してくれる人達が大好きなのです。この8日間で3組の若手漫才師と会いました(私の年齢から見れば若手なのですが、現状ではすでに中堅、あるいはベテランの域です)。

【オードリー】【錦鯉】【三四郎】。文句なしの三羽烏、ここに【U字工事】も入ってくると関東も磐石です。

“東京ドーム公演”を大々成功させて余裕までかますオードリーが私のラジオへ。近頃の若林の充実ぶりには“芸界55年”近い私も目を見張るものが。テレビや深夜放送など夜の仕事は寡黙な“ピンクベスト春日”も、昼間私と喋るとなったらものすごいマシンガン。裏で熱烈なる西武ライオンズファンの春日「最初に好きになったのは田淵幸一」と言うから私が「イヨッ、ジャネット八田」と言ったら「センセー細かい引き出し開けすぎですよ」だと。

【錦鯉】まさのりは500万円かけて歯を10本入れ、久々にほっぺの内側を噛んだ感触が良かったと。渡辺はひとりで連日キャバクラ通い。しみじみ「売れるといいですネ」。良かった。

 私は成城学園に通ってた三四郎が大好きで、どんなへらずグチ叩いても可愛くて仕方がない。『オールナイトニッポン』もなんだかんだでもう10年。すごい。いよいよ11月24日には「バチボコプレミアムライブin日本武道館」である。出来てきたイラストを見たら小宮はやっぱり白帯だった。姿は三四郎? いくぞ、武道館!

※週刊ポスト2024年5月17・24日号

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