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小澤征爾さん「お別れ会」に長男・小澤征悦と妻・桑子真帆アナは参加せず 遺産管理を巡り実姉との間に深い溝

NEWSポストセブン / 2024年6月16日 7時15分

 征良さんの挨拶は参加者の涙を誘ったが、一部では違和感を覚えた人もいた。

「一般の人ですら参加できた会だったのに、残された数少ない肉親がいないことには、なにか事情があるのかなと思ってしまいました」(前出・音楽関係者)

 その日、征爾さんの長男で、征良さんの弟にあたる俳優の小澤征悦(50才)と、妻でNHKの桑子真帆アナウンサー(37才)の姿はなかった。

「征悦さんは、その日都合がつかなかったというより、会そのものに招かれていなかったようです」(別の音楽関係者)

 もちろん、征悦に征爾さんを偲ぶ気持ちがないわけではない。水戸での「お別れ会」に先立つ4月14日、征悦は、征爾さんが中高を過ごし、自身の母校でもある成城学園で行われた「お別れの会」に出席し、声を詰まらせながら挨拶した。逆にその日、会場に集まった1300人の中に、征良さんはいなかったという。

 かつて征良さんは、エッセイストの内田也哉子さん(48才)との雑誌の対談で、《魂のファミリーツリー》について語ったことがある。

《父と私と息子は同じ霊系(魂の系列)》
《私は父と息子に出会うために生まれてきたのかなあと。そう考えるとすごく腑に落ちて、人生の地図が見えた気がする。3人で魂のチームメイトみたいに感じるのかもね》

 それを象徴するように、前述の征良さんのメッセージでは、征爾さんと征良さん、そして征良さんの長男の3人のエピソードが紹介された。一方、征悦の存在にはまったく触れられなかった。

「10年以上の闘病を支えた自負がありますし、征爾さんの死後も、征爾さんの“レガシー”を後世に残していこうという気持ちを、征良さんは持っています。ただ、その思いが強く出すぎているようにも感じられます」(前出・別の音楽関係者)

 征良さんは、仕事面でも征爾さんをサポートしていた。2021年に征爾さんが名誉理事長を務める「サイトウ・キネン・オーケストラ財団」が設立されると評議員として名を連ね、理事にも就任。

「いつしか征爾さんの代弁者のような立場になり、征爾さんの周りを徹底的にガードするようになりました。生前、征爾さんと面会する人にも目を光らせていたほどで、それは征悦さんに対しても同じだったといいます」(財団関係者)

 姉弟の亀裂は、征爾さんの死によってより深いものになったのかもしれない。

「かつて、病気のために征爾さんが指揮をできなくなったとき、征悦さんは維持費がかかる個人事務所を閉めることも考えたそうです。ただ、征良さんは世界のオザワの文化を受け継ぐ使命感に燃え、事務所の存続を主張し、意見が割れました」(前出・別の音楽関係者)

 海外で活躍していた頃の征爾さんには、毎年3億円近い収入があったとされる。さらに、音楽監督料や商標使用料も莫大で、ハワイやロサンゼルス、パリ、スイスなどに所有する別荘などを合わせると、全盛期の資産は30億円をくだらないとみられていた。

「征爾さんの生前から姉弟は意見が合わなくなっていた。2つのお別れの会が開かれ、2人が顔を合わせなかったあたり、父の死後もその関係は修復されていないのかもしれません。お金に代えられない征爾さんの“遺産”はもちろん、そういった資産を今後どう管理するか、といったことも、姉弟の間の溝を深いものにしているようです」(前出・別の音楽関係者)

 冒頭の、都内一等地にある自宅の土地や建物の名義は、まだ《小澤征爾》のままだ。家族の相克には、どのような「終奏」が流れるのだろう。

※女性セブン2024年6月27日号

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