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長野智子アナはラジオ帯番組で“アップデート”、吉川美代子アナはいまもTBSの研修を担当【女性キャスターたちの現在地】

NEWSポストセブン / 2024年6月21日 16時15分

 一度電話出演させていただいたのですが、台本とは異なる長野サンからの矢継ぎ早の質問に少々焦りつつも、生放送の限られた時間を絶対に無駄にしないという長野サンの心意気がビンビン伝わってきた十数分間。光栄な時間でした。Facebookを拝見していると、より活動的になり、文字通りアップデートされている様子が垣間見えて、こちらまで元気になります。

 同じような思いを元TBSの吉川美代子サン(70才)にも感じています。

 1984年、『JNNニュースコープ』の平日のメインに女性として就かれたとき、TBSラジオ954キャスタードライバーとして働いていた私は局内のさまざまな声をリアルに聞いたものです。嫉妬という漢字を男偏にしてほしいと思ったり、「女々しい」を「男々しい」に変えてほしいと思ったこともありました。

 取材テープを編集室に入ってご自分で切っていらした吉川サンを見たこともあるし、スタイリストもつかない吉川サンに私服を“お貸し出し”したことも……。

 果たして、1周も2周も回って、ニュースキャスターとしてのキャリアを存分に発揮し、ジャズシンガーとしてライブを行ったり、政財界のトップ中のトップと語り合ったり、さらにTBSの女性アナウンサーの研修をいまも担当している吉川サン。昔もいまも心から尊敬しています。

ある女性アナの“前のめり感”はあの時代を思い出す

 現役の局アナでは、テレビ朝日の大下容子エグゼクティブアナウンサーを挙げないわけにはいきません。

『大下容子ワイド!スクランブル』と自身の名前がタイトルになっているだけでもすごいのですが、局アナとして、女性アナのトップとしての自覚がものすごい。

 さらに、あのSMAP騒動のとき、『SmaSTATION!!』で16年もタッグを組んだ香取慎吾クン(47才)について、「(当時)報道されているようなかたではない」とオンエアでキッパリおっしゃった勇気は忘れられません。

 後輩アナのフォローや後押しも日々なさっていらして、現在、『報道ステーション』の“顔”のひとり、小木逸平アナ(50才)の知名度がまだほとんどなかった頃、彼が担当するコーナー名の頭に連日、「小木逸平アナウンサーの〜」と付け加えていた大下アナ。いわく「少しでも視聴者のかたに覚えていただけるように」……。そうした細やかな心遣いは女性キャスターならではだと思い、感心させられました。『ワルイコあつまれ』(NHK)に、他局のアナウンサーなのにゲストで出られてしまうのもキャリアの賜物!!

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