《ススキノ頭部切断》瑠奈被告(30)の友人が語る「“るーちゃん”が激高した夜」
NEWSポストセブン / 2024年6月24日 17時15分
「この世の地獄がここにある」──娘の田村瑠奈被告(30)に「見て」と言われ浴室を覗いた母は、皮を剥がされた被害者の頭部を見た瞬間についてそう述べた。
札幌・ススキノのホテルで昨年7月、男性が殺害され、頭部を切断された事件で起訴された親子3人のうち、母親の浩子被告(61)の初公判が6月4日に開かれた。
裁判を傍聴したジャーナリストの高橋ユキ氏が語る。
「公判では一家の歪な関係性に注目が集まりました。瑠奈被告も両親を奴隷扱いし、父・修被告(60)を『ドライバーさん』、浩子被告は『彼女』と呼び、“置いた物の向きが違っていた”など些細なことで両親を責めて、浩子被告に『熟女系風俗にでも売り飛ばせばいい。とっとと売れや』など怒鳴っていた。『奴隷の立場をわきまえて、無駄なものに金を使うな』という誓約書まで書かせていたことも明らかになりました。
しかし、両親は瑠奈被告を『お嬢さん』と呼び、敬語を使い、娘を叱ることはなかった。修被告は精神科医でしたが、こうした言動や妄想に伴う奇声行為などを否定することなく、細心の注意を払って接していたようです」
瑠奈被告は「ドライバー」呼ばわりしていた修被告の送迎で、ススキノ通いを繰り返していた。かつて瑠奈被告と飲み仲間だった友人はこう語る。
「昨年閉店したクラブでよくグループで遊んでいた。瑠奈は『るーちゃん』と呼ばれていて明るい子でした。ただ、周りが見えなくなるタイプで、特に恋愛関係ではそれが顕著だった」
そんな瑠奈被告の行動が、グループを崩壊させたという。
「クラブでるーちゃんが好意を抱いていた男性と会話をしていたら、彼の知人の男性が来店したんです。その知人が挨拶したら、るーちゃんがいきなり激高して、『なんで? なんで私と喋っているのに向こうに意識を向けるの!?』と男性を大声で詰め始めたんです。急にスイッチが入ると手がつけられなくなって、周囲がなだめても怒りは収まらない。こうした行為が何回かあって、みんな距離をとるようになって、遊ぶこともなくなりました」(同前)
瑠奈被告が「別人のようになる瞬間」については、母親の公判でも語られていた。本人の口から、事件の真相が語られる日は来るのか。
※週刊ポスト6月28日・7月5日号
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