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藤あや子、“推しメン”野口五郎と対談実現「すみません!!いつも家では“五郎さま”と呼んでいるもので…」

NEWSポストセブン / 2024年7月3日 7時12分

野口:うれしいなあ。そうそう、当時は新曲が出るのが早かったんだよね。

藤:あれほどのスケジュールで休めていたんですか?

野口:デビューから何年も休めなかったですね。一度、悪天候で飛行機の飛ばない日があって、そのときはステージが休演に。それで1日だけお休みをいただいたことがありました。

藤:じゃあ、睡眠時間も……。

野口:当時は週に50本以上歌番組があったから、ほとんど寝ていなくて……。スタジオの暗幕を体に巻き付けて、出番がくるまでミノムシみたいに立ったまま眠ったこともあったくらい。わずかな時間でも熟睡できるようになったんだけど、出演直前に起こされるから、実は寝起きで、目が腫れたままテレビに出たこともあったっけ(笑い)。

藤:は~、すごいです!

最推しの一曲は『オレンジの雨』

野口:それにしても、小学校でぼくの歌を歌ってくれたってことは、あや子さんも歌手を目指していたの?

藤:はい、藤あや子としてのデビューは28才と遅かったのですが、幼い頃から歌が好きでずっと歌手になりたかった。演歌の道を選びましたが、五郎さまのご活躍を見てアイドルに憧れた時期もあったんですよ。

〈そんな藤が何度も歌い、最も魅了されたのが『オレンジの雨』だという〉

藤:『オレンジの雨』は、繊細でやさしいそれまでの五郎さまのイメージを一変する衝撃的な曲でした。“おれについて来い”って上から目線で訴えかけるようなタイプの曲で……。当時は珍しかったですよね。

野口:ぼくも驚いたよ。この曲はレコーディングの日のこともよく覚えています。横浜音楽祭の本番を終えて夜、帰ろうと思っていたら、マネジャーから、「これからレコーディングです」と言われて……。しかも作曲を担当してくれた筒美京平先生が立ち会うという。ありがたいんだけど、京平先生が来るとレコーディングが長くなるんだよね(笑い)。

藤:相当お疲れでしたよね。それでも、あれほどのクオリティーで歌えるんですね。

野口:サビの部分のビブラートは、あえてデフォルメした歌い方にしてみたんだよね。普通に歌えば、「♪オーレンジの雨の中」となるところを「♪ウォオーレンジの雨の中」と歌ってみた。そうしたら、京平先生もおもしろがってくれてね。

藤:当時は、そんなふうにビブラートを自在にきかせられるアイドルはほかにはいませんでした。“こぶしをまわせるアイドル”は本当に五郎さまだけ!

野口:(笑い)そんなふうに言い切ってくれる、そういうところだよ、ぼくがあや子さんのこと、かっこいいなぁ、男前だなぁ、と思うのは。

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