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「次は自分がSになって可愛がってやる」田村瑠奈被告(30)と被害男性の“クラブで出会った夜” 父・修被告の調書で「今回は責める番だ」【ススキノ事件・第2回公判】

NEWSポストセブン / 2024年7月1日 23時20分

 家族以外とカラオケに行くのが相当久しぶりだったので、娘にとっていい経験になればと思ったのと、被害者が女性だと思っていたので性的暴行を受ける可能性などはないと思い了承しました」

 修被告が「よろしくお願いします」と言うと、「はい」と被害男性は低い声で答えたといい、この時初めて女装している男性だと認識。しかし父親が待っていることがわかれば、「乱暴されることはない」と思っていたという。

「SMがしたいようだ」

 修被告は「9時に迎えに来て」と言われ了承。瑠奈被告、修被告、被害男性の3人で店を出て、修被告は駐車場に、2人は歩いて移動したという。修被告は浩子被告に、瑠奈被告がカラオケに行く旨を伝えて仮眠して待っていた。修被告が車を止めて待っていると、瑠奈被告は約束の時間を約1時間、遅れて戻ってきた。後部座席に乗り込むなり……。

「カラオケに行くと思っていたらホテルで、休憩すると思っていたら性行為を求められた」

 瑠奈被告は、避妊をしないで行為をされたことに憤っていたという。4〜5日たって体調が徐々に回復してくると、「約束を破られた。直接謝って欲しい」と何度も言うようになったという。そこで、被害男性を探すために、クラブを調べ、2人で向かった。そしてクラブ「B」に行くと被害男性を見つけた。

「私は娘に、ちゃんと言って謝ってくれないなら『二度と会わないほうがいい』と伝えた。娘は被害者のところに向かい2人で何か話をしていた。被害者は頭を下げたり握手をしたり、最後はハグをして仲良くステップを踏んでいた」(同)

 戻ってきた瑠奈被告は「ちゃんと謝ってくれた。許すことにした。また会うことにした」と言ったという。次に会うのは7月1日と決まっていた。事件が発生した日だ。

「前回責められたから、今回は責める番だ」(同)──当日を前にこう話していたという瑠奈被告。

「SMになぞらえて言っているのだろうと思いました。『次は自分がSになって可愛がってやる』と言っていた。私は、2人の間でまたトラブルがあったら、と心配していた。不本意なことが起きる可能性がある。しばらく経って妻(浩子被告)に、『娘が(被害男性と)SMしたいようだ』と言うと、会ってほしくなさそうでした」(同)

 瑠奈被告と被害男性は、大きなトラブルとなりながらも、再び二人で会うことになった。そしてついに事件当日を迎えてしまう──。

◆取材/高橋ユキ(ジャーナリスト)

 

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