1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「眼球を手際よく…」田村瑠奈被告(30)は父が回すカメラの前で頭部からくり抜き 裁判長は「そんなに詳しく読み上げなくても」異例の指摘【ススキノ事件公判】

NEWSポストセブン / 2024年7月2日 11時15分

田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは

 2023年7月、札幌市の繁華街ススキノのホテルで頭部のない男性(当時62)の遺体が発見された事件。逮捕された親子3人のうち、死体遺棄ほう助と死体損壊ほう助の罪に問われている母親の無職・田村浩子被告(61)の第2回公判が、7月1日に札幌地裁(渡辺史朗裁判長)で開かれた。

 第2回公判には、殺人ほう助罪などで起訴されている父親の精神科医・田村修被告(60)も弁護側の証人として出廷した。修被告は、ジッパーの付いた緑色の長袖に黒いズボンという服装で、逮捕前の写真よりも痩せている様子だった。

 修被告の調書により、事件の詳しい経緯が明らかになった。娘の無職・田村瑠奈被告(30)と被害男性はナイトクラブで出会い、一度はトラブルになったものの和解。再び男性と会おうとする娘を父母は心配しながらも送り出した。7月1日深夜、自宅に戻った娘は、“何か”が入った黒いビニール袋を浴室に持ち込み、「首。拾った」と語った──。

 翌2日、修被告は理事を務めるNPO団体の集まりに出かけて、16時頃に帰宅。前夜の出来事について妻と話し合ったという。修被告の供述調書では、以下のようにその経緯が語られていた。(以下、犯行態様に関する刺激的な表現があります。ご注意ください)

「一緒に買い物に行く車の中で2人になったので、娘が“拾った首”というものを持ち帰り、浴室にあるという大まかな話をしました。(妻も)なんとなく把握しているような感じでした。

『首みたいなものを持って帰ったけど、まさかね』とスマホで調べたが、『ススキノ 殺人』で検索しても情報は出てきませんでした。しかしその後も検索し続けて、“首のない死体が見つかった”という記事を見て、『信じたくないが、とんでもないことが起きた』と思いました。被害者の本名もそこで知りました」

 数日後、仕事から自宅に戻った修被告に対して、瑠奈被告は「見てほしい」と小瓶を2本渡してきた。これまで梅酒を漬けるのに使っていた、10センチ四方の円柱のガラス瓶。そこには、恐るべきものが入れられていた。

「瓶の中には人体の一部分、舌の一部と眼球らしきものが入っていました。もともとは透明な液体だったと思われるが、体液が滲み出て混濁した状態になっていました。人体の一部が自宅にあり、娘が持ち帰ったものは本当の首なんだと思いました。

『どう?』と感想を聞かれたが、ぼーっとしていて『びっくりした』や『すごいね』などと返事をしたと思います。妻もこれを見せられたと思いますが、妻は『見ない』と言っていました。信じたくなくて、事件の話はしませんでした」(同前)

洗面所で父が目にした光景

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください