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「ぞくぞくする…」父娘でSMプレイ、女王様役の田村瑠奈被告がスカーフで父・修被告の首を…証人尋問で明かされた異様な親子関係【ススキノ事件・第2回公判】

NEWSポストセブン / 2024年7月2日 12時35分

田村瑠奈被告。父・修被告が洗面所で目の当たりにしたものとは

 2023年7月、札幌市の繁華街ススキノのホテルで、頭部のない男性会社員(当時62)の遺体が見つかった事件。殺人罪などで親子3人が起訴された。このうち、死体遺棄ほう助と死体損壊ほう助の罪に問われた母親の無職・田村浩子被告(61)の第2回公判が7月1日、札幌地裁(渡辺史朗裁判長)で開かれた。裁判担当記者が解説する。

「娘の瑠奈被告(30)は昨年7月1日深夜に、ススキノのホテルで男性を殺害し頭部を切断しました。そして自宅に頭部を持ち帰りましたが、母親の浩子被告は、瑠奈被告が男性の頭部を自宅に隠すのを容認したこと(死体遺棄ほう助)と、瑠奈被告が頭部を損壊する際のビデオ撮影を求められ、夫の修被告(60)に撮影を依頼するなどして手助けをした(死体損壊ほう助)ことが罪に問われています。

 事件からちょうど1年となった7月1日、法廷では被害男性の遺族の調書に続き、修被告の調書も読み上げられました。そして後半では、弁護側による修被告に対する証人尋問が行われました」

 母親の浩子被告は無罪を主張している。法廷では、精神的に安定しない瑠奈被告によって家庭内が一般とはかけ離れた状態だったことが明かされた。修被告の口から語られた“SM”もキーワードのひとつだ。

娘は父をリビングで正座させて…

 修被告の証言によると、SMに興味があったという瑠奈被告。これを修被告は許容していた。修被告の証人尋問では、以下のようなことが語られた。

「内心は父として不安、心配はあったが、(瑠奈は)社会的に何も関心がなく、閉じ籠っていて『こんなつまらない人生、早く終わらせたい』と言っていた。本人が社会と繋がりたいと思ったのであれば、こちらもしたいことを許容したい。犯罪や命に関わることでなければ」

 結果、犯罪や命に関わることになるわけだが、父親の修被告は娘の“SMのデモンストレーション”にも付き合っていた。被害男性と初めて会った際に性的な行為を受けたと話した瑠奈被告。その後「嫌なことをされたから今度は私が嫌なことをしてやりたい」と話したという。修被告はアイマスクをして、手錠をつけたことを「イメージ」した状態で2階のリビングに座らされた。

「そのときにスカーフか何かが首に触れてざわざわしました。『こんな風にしたらどうなのかな、こうやったらどんな感じ?』と聞いてきて『ぞくぞくする』といったら満足そうでした」(同)

 このとき2人は衣服を着ていたというが、通常では考えにくい父娘関係だ。尋問では娘のSMを許容する修被告の苦悩も垣間見えた。瑠奈被告が被害男性を殺害する数日前、「東京から来た人」とSMプレイをしていたことも明かされた。

「娘がクラブから出てきて『意気投合した人がいて、その人がMなのでこれからSMプレイをしたい』と。明け方近くになっていたので、私は『勘弁してほしい』と言ったが、これから(SMを)したいんだと(瑠奈)本人がどうしてもと言うので、相手に嫌なことをされないように、釘を刺しておこうと、その場を動画で撮って(帰りの)時間の約束をした」

 以前から「女王様になりたい」と話していたという瑠奈被告の要望を受け入れてきた修被告。SMのデモンストレーションにまで付き合い、娘を満足させていたようだが、これらの行為が残酷な事件に繋がったのではないのだろうか。普通ではない家庭内エピソードが連発され、法廷は静まりかえっていた。

 
 

 

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